平成17年7月17-18日(日-月)
曇のち晴-晴
白根隠山・白桧山(途中撤退)・錫ヶ岳(途中撤退)
・前白根山・五色山-皿伏山・白尾山
2410m/ m/ m/2373m/2379m-1917m/2003m
【 ル ー ト 】
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17日 |
【 メ ン バ ー 】 |
単 独 |
17日 18日 |
ル ー ト 上 の 風 景
1 弥陀ヶ池 |
2 白根隠山 |
3 白根隠山頂 |
4 五色沼 |
5 尾瀬沼と燧ヶ岳 |
6 大清水平 |
7 皿伏山頂 |
8 富士見小屋 |
9 信濃弟切 |
10 白山石楠花 |
11 白山風露 |
12 峰
桜 |
13 白花の蛇苺 |
14 黄花の駒の爪 |
15 梅形草 |
16
峰薄雪草 |
17 零余子虎ノ尾 |
18 苔
桃 |
19
靱 草 |
20
深山柳 |
21 (?) |
22 金光花 |
23 立山竜胆? |
24 白花苦菜 |
25 (?) |
26 衣笠草 |
27 裏白瓔珞 |
28 赤花立山竜胆 |
29 赤 物 |
30 銀竜草 |
31 毛氈苔 |
32 山苧環 |
33 糊空木 |
34 針 蕗 |
35 弟切草 |
36 |
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) ツツジ科 学名:Rhododendron brachycarpum 花期:夏
高山の針葉樹林などに生える常緑低木です。葉は,裏面に巻き込んでいることが多いです。内側に淡緑色の斑点のある,白〜淡紅色の花を 5 〜 15
個つけます。 ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科 学名:Geranium yesoense var. nipponicum 花期:夏 高原や高山の草地に生える多年草です。和名は,石川県の白山に多く産することからつけられています。「ハクサン○○」という名前のついた高山植物がかなりあります。 シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺) バラ科 学名:Fragaria nipponica 花期:春 深山の日当たりのよい草地に生える多年草です。葉は根生し,3 小葉をつけます。白い 5 弁の花をつけます。 バイケイソウ(梅形草) ユリ科 学名:Veratrum grandiflorum 花期:夏 高さが 1 〜 1.5 メートルになる大型の多年草。花の直径は 2 センチほど。 ムカゴトラノオ(零余子虎尾) タデ科 学名:Polygonum viviparum 花期:夏 高山の日当たりの良い礫地に生える多年草です。花穂は茎の先端につきます。花のように見えるのは萼片でして,花弁はありません。また,実を結ぶことは少なく,下部の花はむかご(珠芽)になるので,この名前がついています。 コケモモ(苔桃) ツツジ科 学名:Vaccinium vitis-idaea 花期:春 苔ではなくて,ツツジ科の木です。秋に赤く熟す 7 ミリほどの実を桃にたとえ,全体が小さいので「コケ」という形容詞がついているのです。 ウツボグサ(靫草) シソ科 学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica 別名:カコソウ(夏枯草) 花期:夏 日当たりのよい路傍・野原・丘陵などに生える多年草です。茎の断面が四角形です。靫というのは,花穂が弓矢を入れる靫に似ているためだそうです。別名はカコソウ(夏枯草)といい,花の後の枯れた穂(一番下の写真)を利尿薬として用いるとのこと。 キンコウカ(金黄花,金光花) ユリ科 学名:Narthecium asiaticum 花期:夏 高山などの湿地に生える多年草で,長さ 6 〜 10 センチの総状花序をつけ,黄色い小さな花をたくさんつけます。 シロバナニガナ(白花苦菜) キク科 学名:Ixeris dentata var. albiflora 花期:夏 ニガナ(苦菜)の変種とされる多年草です。 アカモノ(赤物) ツツジ科 学名:Gaultheria ovatifolia ssp. adenothrix 別名:イワハゼ(岩櫨) 花期:晩春〜初夏 日当たりのよい高山や深山に生える常緑低木です。シラタマノキという白い実をつける植物に対比してつけられた名前です。果実が赤く熟し,甘みがありおいしいとのこと。アカモモ(赤桃)がなまったものとも言われます。岩地などに生えることから,イワハゼの別名もあります。北海道から本州の日本海側を中心に分布し,四国の別子銅山附近などにも野生すしています。若枝には長い赤褐色の毛が生えています。釣り鐘形の白い花が下向きに咲きます。 ノリウツギ(糊空木) ユキノシタ科 学名:Hydrangea paniculata 別名:ノリノキ(糊の木),サビタ 花期:夏 樹皮から,和紙をすくときの糊を取るのだそうです。 オトギリソウ(弟切草) オトギリソウ科 学名:Hypericum erectum 花期:夏〜秋 物騒な名前ですね。この草を原料とした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が怒りのあまり斬り殺したという伝説があるそうです。葉は対生し,透かしてみると黒点がある。日当たりのよい野原・丘陵・山林に自生する。 ***Botanical Garden から転載*** ウスユキソウ(薄雪草) キク科 花期:7-8月 名は苞葉の綿毛の白さを、薄く積もった雪にたとえて名付けられたものである。山地帯の上部のやや乾いた草原や岩礫地に生え、高さ25-60センチになる。葉は披針形で長さ4-6センチ幅は約1センチ。頭花にははっきりした柄がある。本州中部以北の高山帯に生えるミネウスユキソウはこの変種で丈が10センチほどで、苞葉が丸みを帯び、頭花の柄がないか、あってもごく短いことで区別できるが、中間型もある。 キヌガサソウ(衣笠草) ユリ科 花期:6-8月 8-10個輪生する葉も大きいが花も10センチ近くのものもある。1株に1つの花しかつけないが、沢沿いや雪渓近くに群をなして咲くので遠目からでもその存在がわかる。輪生する葉の数が7個以上になると花が咲き、葉の数と花びら(花被片)の数は一致する。花びらの色は白からだんだん赤みを帯び、次に緑色に変わる。名は輪生する葉を昔貴人にさしかざした衣笠にたとえたものとされる。 ハリブキ(針蕗) ウコギ科 花期:6-7月 葉や枝に刺が生えていて、フキのような大きな葉を持つことからこの名がある。亜高山のやや薄暗い針葉樹林下に生える落葉低木で、高さ0.5-1メートルと小さく、草のようにも見える。茎は針のように鋭い刺が密生し、葉は直径20-40センチで掌状に裂け、鋸歯は鋭くとがる。葉柄や葉脈上にも鋭い刺がある。花は緑白色であまり目立たないが、秋には真っ赤な実をつけよく目立つ。 |