平成16年1月10日(土) 快晴 
  相馬山 1411m

【 ル ー ト 】

  松の沢グラウンド駐車場(9:16)→(16)磨墨(スルス)峠→(2)東屋→(15)ヤセオネ分岐→(25)相馬山山頂→(22)ヤセオネ分岐→(14)東屋→(2)磨墨(スルス)峠→(1)磨墨(スルス)岩→(21)磨墨岩頂→(23)松ノ沢峠→(2)駐車場(13:35)
  トータル:2時間23分、群馬の山歩き130選:2時間30分、駐車場:松の沢グラウンド駐車場35台(無料)

【 メ ン バ ー 】
二人(フー、ナカピー)


  山友であるナカピーと、今年初の山歩きを行った。前日夜、メールの交換により急遽榛名・相馬山に決まった。

  今日の9時に現地の松の沢グラウンド駐車場で待合せることにした事から、7時半に自宅を車で出発し、30分早い8時半に駐車場に到着した。ナカピーは時間通りに到着、すぐ仕度し9時16分には歩き始める。

  コースは、沼の原(春はユウスゲが咲く)の木道(最初のみであとは雪の下)を通って磨墨(スルス)峠まで向う。沼の原は先月20日の雪以降ほとんど降雪はないようである。また、木道上はよく雪が踏み込まれていて、歩き難くはなかった。磨墨峠からは尾根歩きになるが、日当たり良好のためか雪は少なく歩き易い。峠からすぐの所に設置されている東屋で、最初の休憩をとった。

  ヤセオネ分岐の相馬山への登り口には、赤鳥居があり「相馬山」の扁額が掲げられている。ここからが岩場・クサリ・ハジゴが連続する急な登りが頂上まで続く。またルート途上には、信仰の篤い方々の集りと思われる「講」による石碑が点在し、最近設置されたものまである。

  岩場は雪が踏まれた後、固まり凍結し滑り易くなっているので、十分注意して登り下りをする必要があった。しかし、気をつけて下ればアイゼンまで装着することはない。鳥居からすぐの所にクサリ場、そして鉄バシゴが続く、またしばらく登るとクサリ場となり、最後に再度の鉄バシゴを駆け上がると、後は問題となる場所は見当らない。

  鳥居からの登りで高度を稼いで行くと、樹間からクッキリ見える上越国境の白い山波と日光連山が見え隠れしている。頂上が楽しみになってきた。少し登り勾配が緩くなり、新しい注連縄が張られた鳥居を潜ると、山頂はすぐであった。

  山頂には「黒髪山神社」が鎮座している。社殿は2〜3人御篭りも出来る部屋も併設されている立派な物である。関係者がかなりの頻度で登って来て管理しているように見える。また、一際大きな石灯籠が石積みの上に建っているが、昭和年代に倒れていた物を再建したものと書かれている。前回山頂で出会った人から、この石積みの中に山頂の主(ヌシ)である青大将が2匹住み付いている話を聞いたのを思いだした。

  さらに、大きな石像3体と大きな頭部のみが1体、そして小さなものも沢山見受けられる。大きな石像の1体は、黒髪山神社に祀られている大山祗大神(オオヤマツミノカミ)である事が彫られている文字で解る。後は良くわからないが、なかなか表情・容の良い像である。

  山頂の南側は樹木もなく見通しも良いが、すこし靄っていて西上州・八ヶ岳がかろうじて見える。北側は白砂山から赤城山までクッキリと見えるが、樹木が邪魔し撮影するには良くない。・・・が北側の展望はこの日最高であった。

  30分ほど山頂を後にし来た道を引返す途中、鉄バシゴ付近で二組3人とすれ違ったのが唯一の登山者であった。赤鳥居までの下りは、あっという間である。そのまま通り過ぎ磨墨峠も越え、磨墨岩への登り口まで歩を進める。

  磨墨岩は独立岩峰で、火山噴火のときの岩脈ではないかと思うが不明である。登り口が判り難いと書かれていたが、雪の為踏み跡がハッキリし、そのとおり登って行き鉄バシゴ登りきると岩峰の上に出れた。上には烏天狗の石像が鎮座している。展望は最高である。

  磨墨岩で12時になったので、雪もなく日当たりもよい場所を見つけ昼食とすることにした。この日は、風もほとんどなく日当たりも良好なため、1時間以上ノンビリ過してしまった。このあと松ノ沢峠の県道28号に出、2分位車道を歩き駐車場に戻った。  


ル ー ト 上 の 風 景


  

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