平成16年2月21日(土) 晴 
三峰山 605m

【 ル ー ト 】

  永野御嶽山神社駐車場(9:00)→(-)山ノ神→(-)林道終点→(36)浅間大神→(11)倶利伽羅不動明王→(10)権現山(590m)→(15)剣ヶ峰(580m)→(5)八坂大神洞→(9)権現山→(6)分岐→(16)三峰山頂→(-)分岐→(-)倶利伽羅不動明王→(20)浅間大神→(8)林道終点→(-)山ノ神→(21)永野御嶽山(12:59)
  星野河川駐車場(8:12)→(10)セツブン自生地→(5)星野河川駐車場(8:38)

  トータル:2時間37分、栃木の山歩き120選:時間分、駐車場:永野御嶽山神社駐車場25台程度(無料)、星野河川駐車場20台程度(無料)WC有り

【 メ ン バ ー 】
単       独


春の訪れが日に日に近付いて来ている事がわかる今日この頃。花の便りも聞かれはじめ、山へ出かける楽しみも多くなって来ている。このような状況の中、節分草開花の情報が新聞に載っていた事から、栃木県粟野町の三峰山に出掛けた。

家を5時半に車で出発し、8時過ぎに粟野町星野の河川駐車場に到着した。ここから星野のセツブン自生地へ出かけた、ここのセツブン自生地は6000平方メートルあるそうである。白い節分草が可憐な花を咲かせている。その他には、ロウバイ・福寿草・ミツマタ(咲きおわった後か?)等が花盛りである。

河川駐車場から三峰山登山口の永野御嶽山神社に移動する。神社駐車場には、既に車が5台ほど駐車しており、人気のある山なのかもしれない。先行した4人グループを追いかけるように準備し9時には歩き始める。

林道を進めていくと、山ノ神を祀った社が置かれた広いスペースに出る。車が1台駐車しているので、一般者でもここまでは通常車で入れるようである。さらに林道を進むと三山参道と分岐する。三山参道に入り、林道をさらに進むと、正面の斜面が伐採された地点で終点になる。

ここからがケッコウ急な山道で、修験道でもあるが特に危ないところは見当らない。先行4人連れが休憩したので、その前方を見ると浅間大神へのクサリ場で老夫婦が動けなくなっているのであった。私はクサリ場の脇の岩場をよじ登ってくと、老夫婦も何とか下ってって引き返すようなので、安心してそのまま大神まで登った。

浅間大神は鍾乳洞の中にあり、その入口は鉄格子でふさがれている。そう三峰山は石灰岩の山なのである。ここからトラバー気味に少し歩くと急な斜面の比較的長い登りとなる。夫婦連れを追越し、ここを登りきると倶利伽羅不動明王である。家族4人連れが休憩していた。不動明王は岩の裂け目を広げた中に安置されていた。

後から考えると、ここから先の進み方を間違えてしまった。明王を左に進み、長く滑り易いクサリ場を登りきると権現山である。ここから奥の院方向に進む。三山参道のすぐ横に吉沢鉱業の立ち入り禁止ロープが延々と張られている。そして、石灰岩掘削で山が削られている。一度コルに下り登り返すと、そこが石祠がある剣ヶ峰である。しかしこの時は、奥の院と勘違いしていて、一休み後引き返してしまった。

コルで八坂大神に寄り道する。八坂大神もやはり石灰岩の割れ目に安置されているらしい。ただしその割れ目が垂直なため入る事は出来なかった。権現山に戻り、杉林の中を下りに鞍部で、ここから登り返す。この辺りにも吉沢鉱業のロープが張られている。先のほうが明るい、・・・と石灰岩掘削の現場に出てしまった。大型のブルドーザーとバックホウが駐車している。注意して見ると、道は掘削法面の端に付いている。法面の肩の道を登って行くと、またロープがありそこを越えるとあっけなく三峰山頂であった。

山頂のすぐ直下まで掘削されている山なのである。しかし、この山が栃木百名山に選ばれている山でもある。展望は奥日光の山々が見得る筈であるが、この日は春霞で展望も得られない。その代わりポカポカ陽気に恵まれ、山頂でノンビリお昼にすることにした。

山頂で約1時間半ノンビリし引き返す。鞍部か直接倶利伽羅不動明王に下り、後は来た道をそのままひき帰した。永野御嶽山神社は、立派な神社で修験道で栄えたのであろう。境内では福寿草が満開であった。また三山参道はこの境内から登るのがルートとこのときはじめてわかった。間抜けな話である。

星野セツブンソウ自生地:栃木市星野町
   星野遺跡の近く、6600平方メートルと日本有数のセツブンソウ自生地で2月下旬すぎから見ごろに入る。3月中旬まで花が見られる。


  セツブンソウ(節分草) キンポウゲ科(学名:Shibateranthis pinnatifida) 花期:春
  花びらのように見えるのは萼です。花は退化して密腺になってしまっていて目立ちません。普通は白いのですが、黄色い花の咲くものはキバナセツブンソウ(黄花節分草)と呼ばれます。春に芽を出し、節分の頃に咲くからこの名前になりました。
                ***Botanical Garden から転載***


  

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