平成16年10月23日(土)−24日(日) 晴/快晴
丸山・中山・天狗岳・根石岳・硫黄岳・横岳・赤岳
2336m/2496m/2646m/2603m/2760m/2829m/2899m

 

【 ル ー ト 】

 10月23日:麦草峠駐車場(7:25)(42)丸山(11)高見石小屋(7)高見石(44)中山展望台(3)中山(8)ニュウ分岐(10)中山峠(42)東天狗(9)西天狗(10)東天狗(10)本沢温泉分岐(9)根石岳(5)根石山荘(3)箕冠山(24)夏沢峠(43)硫黄岳(10)硫黄岳山荘(14:38)泊

 10月24日:硫黄岳山荘(6:45)(21)台座ノ頭(11)横岳(10)三叉峰(41)地蔵尾根分岐(5)赤岳展望荘(20)赤岳頂上小屋(2)赤岳(19)文三郎尾根分岐(26)中岳合流(6)行者小屋(79)美濃戸(38)美濃戸入口(11:09)⇒(58)麦草峠駐車場(13:58)

 10月23日 歩行時間:4時間50分、八ヶ岳パンフレット:7時間00分、駐車場:麦草峠駐車場 台(無料)WCあり、三角点:丸山 三等「丸山」、西天狗 二等「東岳」、硫黄岳 三等「箕冠」、硫黄岳山荘:1泊2食付7800円、水あり

 10月24日 歩行時間:4時間38分、八ヶ岳パンフレット:6時間20分、三角点:赤岳 一等「赤岳」

【 メ ン バ ー 】

二人(フー、ナカピー)

 


 10月22日
 
明日23日は山友のナカピーと初の1泊山行である。21時半に自宅を愛車で出発し、麦草峠を越え1時頃美濃戸口に到着する。約束の6時まで車中でシュラフにくるまり仮眠をとる。まだ薄暗い5時半頃に目覚める。

 10月23日
 
6時半にナカピーと美濃戸口で落ち合うことができた。ナカピーの車を美濃戸口に駐車し、私の車で出発地点の『麦草峠』に向かう。約40分で麦草峠の無料駐車場に到着する。準備をして7:25に峠を歩き出す。道の水たまりは氷が張り、朝方の冷え込みで道も凍っている。また、所々霜の花が地表にきれいに顔を見せている。
 
麦草ヒュッテからは、遊歩道として整備した園地?を進み、『丸山』に向かう樹林帯の中の道へ進む。八ヶ岳の特徴であるが、鬱蒼とした樹林帯の中は苔むし、気落ちの良い歩きである。ただ冬枯れが進みつつあることが、そこはかとなく雰囲気でわかる。何人かがすでに先行しているようで足跡が続いている。急な斜面の登りになると丸山は近い。斜面を登りきり少し進むといきなりひらけている丸山山頂(写真 砲鉾瑤喀个后
 岩の山頂は北側方向が開け見晴らしがよい。北側に北八ヶ岳の山々と蓼科山から双子山へ連なり、特徴的な形を横たえている。また、遙か彼方に浅間山が噴煙をたなびかせている。南側には、これから向かう中山が緩やかな山体を見せている。山頂には、先行していた年輩の夫婦が休憩し、我々が来たのを機に出発していった。
 丸山から北側にほんの少し下り、樹林帯の中のアップダウンの少ない道を進むと規模の大きな『高見石小屋』に着く、小屋の右側から巨石が組み合った『高見石』の展望台があり、ザックを置き登っていくと、下方に白駒池(写真◆砲ぽっかり浮かんでいる。この日は遠方まで良く見え素晴らしい。小屋に下ってくると、先行していた夫婦がテラスでコーヒーブレイクをしていた。
 ここから本格的な登りとなる。中山(写真)には、小屋からちょっと緩い下りを鞍部に進み、鞍部からほぼ一直線の樹林中のダラダラした道をひたすら登ることとなる。途中ハイキングらしい夫婦を追い抜き、広々として岩を敷き詰めたような見晴らしの良い中山の『展望台』に到着する。少し風が冷たいが南・北アルプスや北八ツ方面(写真ぁ砲皀ッキリと見え、最高の日である。展望台から中山峠に向かうが、数分で標識の立つ『中山』の頂を通るが山頂には見えない。
 山頂からすぐに中山峠に向かい下りとなる。南側の天狗や西側のニュウが見え隠れする。ニュウの岩山が三角のおむすび型に見えるようになると、『ニュウへの分岐』となる。この地点は今年
2月の雪山山行でニュウに向かうため来たが、スノーシュウの跡しかなく諦めて引き返した分岐であった。分岐から少し下ったところに、天狗岳の絶景ポイント(写真ァがあり、東が荒々しく・西が緩やかな円錐形を並べて見え、雪の天狗と違った意味で比較がおもしろい。また、稲子岳(写真Αの崩れた岩肌が猛々しい。同所から約10分で『中山峠』に到着する。
 
峠の西側は、しらびそ小屋方面の道であるが切れ落ちクサリ場となっている。2月の山行では胸までの積雪をかき分け苦労して登った所であることを思い出す。一休みでそのまま天狗へのきつい登りに取りかかる。峠に近い部分は樹林内の道を歩き一岩登ると、以降は岩場の登りとなる。ここの登りが本日のルートの中間部で一番厳しく苦しい登り区間となった。約45分の登りで『東天狗』の頂上に到着する。ここの登りは2月の冬山の方が、歩きやすく辛くない。この日の頂上は大パノラマであり、南側から時計回りに、南八ヶ岳の峰々、南アルプス、木曽駒、北アルプス、白馬連峰、北八ヶ岳の峰々、稲子岳とその下方にしらびそ小屋が見渡せ最高である。
 
ナカピーが登りに苦労している間に、ザックをおいて『西天狗(写真А法戮鬟團好肇鵑垢襦6身は足取りが軽く、滑るように下り鞍部を越え軽々と登り返し、9分で西に到着する。西天狗山頂には、515名程が休憩し昼食をとっている。山頂からは、これから向う根石岳を下った鞍部に張り付くように建っている根石山荘が望めた。すぐに山頂を後にし、10分で東天狗(写真─に引き帰すと、ナカピーも到着していた。山頂は大賑わいで、さらに次々とハイカーが登ってくるので、根石山荘付近で昼食することにし、山頂をあとにする。
 
山頂からの岩場を下りきると、『本沢温泉への分岐』のある鞍部となる。分岐の標識の所にザックが数個置かれているが、天狗へピストンしているハイカーの物のようである。分岐から少し厳しそうな返しを登り切ると『根石岳』の山頂である。根石山頂から天狗岳を振り返ると、東・西天狗とも猛々しい顔つきをしている。
 根石を早々に発ち、下った所の鞍部にある『根石山荘』付近で、昼食にすることにする。ガレた道を下り山荘に着くと冷たい風が吹き抜けている。風をさけて昼食をとる適当な場所がないので、道脇の這い松の陰で風を避け休憩する。昼食を取っていると、半袖姿で仲の良さそうな夫婦が目の前を通り根石山荘に入っていた。
10分ぐらいすると防寒対策ばっちりの夫婦連れが通る。思わず「先程通った半袖の方ですか」と、あまりの服装の落差に聞いてしまった。向こうも変なところで休憩している二人と思っていたらしく、ニッコリ「そうですよ」と返事を返し歩き去っていった。
 
我々も支度して夏沢峠に向かう、根石山荘のある鞍部より整備された階段を登ると、夏沢峠とオーレン小屋への分岐で、この場所は地図上で『箕冠山(何と読むのか教えて下さい)』と書かれている。ここから、夏沢峠へ向けシラビソ?の樹林の中を下っていく。ふと左側を見ると根石岳(写真)が東西天狗の間に重なり見える。20数分で『夏沢峠』に到着する。10グループ位が休憩している。また峠には、山びこ荘とヒュッテ夏沢が並んで建っている。また、ここからも本沢温泉・オーレン小屋に向かうことのできる分岐でもあった。峠から見上げると硫黄岳の雄大な爆裂火口壁と山頂に向かう急な登山道(写真)が見える。本日最期の厳しい登りになりそうである。
 
先程のご夫婦が登っていくのを見て、我々も出発する。両小屋の間を通り、本沢分岐を左に見て『硫黄岳』への登りがはじまる。きつそうに見えたが、ジグザクの登りのため意外と苦しくない。途中ご夫婦を追い抜き、一部爆裂火口壁(写真)の間近を通りながら山頂に近づく、この間下る数人のハイカーと出会う。勾配が緩くなり、コンクリート製で石を張り付けた案内標識見え始めると山頂は近い。14時過ぎと思っていたが早く到着する。
 
ナカピーが登りと格闘している間に広々とした山頂で、雨量観測所跡の小屋や御料局設置の三角点等を見て歩く。また、この頃から少しガスが出て陽も翳ってくるとともに、風も強く非常に寒くなってきた。山頂標識に戻った頃、先程のご夫婦が着き、続いてナカピーも到着する。お互いに記念撮影をしあう。この頃になると四方から次々と山頂に到着するハイカーが増えてきた。元気が良くパワフルな韓国のグループも着き、少々騒々しくなってきた。
 これを機に我々は山頂を後にして、『硫黄岳山荘』に向かうが、爆裂火口に沿って歩いていく女性ハイカーがおり、何処へ行くのだろうと互いに顔を見合わせた。点々とある指導標識に沿って下っていくと、ガスに霞みながらも山荘が見え、
1440分山頂に到着し、1日目の歩きが終了した。
 
山荘で手続きし、12食付の7800円を支払い寝床位置を確認する。この日の山荘は、韓国からの22名の団体とその他14名計36名の宿泊者のようで空いていた。少し寝床で横になりゆったりしていると、先の御夫婦も到着し、食事までの間、談話室の方で過ごすとの事であったので、少したってから我々もつまみと飲み物持参で出かけた。談話室にはコタツが置かれ、暖かそうな雰囲気を作っている。コタツには、御夫婦と火口壁を歩いていた女性ハイカー、そしてもう一人、硫黄山頂で出あった女性ハイカーが話し込んでいた。我々もその輪にいれていただいた。
 ご夫婦は静岡県御前崎の隣町の方で、南アルプスを中心に歩かれていて、今日本当は根石山荘に泊る目的で来たようである。若い女性二人は、東京から来ていて、一人は山歴が長く、一人は神戸出身で、二人とも熱燗飲んで身体を中から暖めていた。
5時半の食事までの時間、6人で話しながら楽しく過ごさせて頂いた。また、食事でワインを飲むことになり、パック入りのワインを購入し、山荘の豪勢な食事に色をそえた。今回の食事は、今まで経験した山小屋の食事の中で一番豪華であった。食事中に軽い揺れ(地震)を感じたが、これが「中越地震」であった。食事後少し談話室に居たが、眠気もあり寝床の方に戻り横になっていた。19時半頃から、日韓親善の酒盛りが始まり、皆さん元気よく友好を深めていた様である。私は20時過ぎに眠りに入った模様である。

 10月24日
 
5時半頃、周りの騒々しさに気づき目覚める。窓を覗くと地平の彼方がうっすらと赤みを帯びている。日の出は555分と聞いているが、二人で外に出て見ることにした。外には沢山の人が今か今かと寒さの中待っているが、我々は寒さが我慢できず一度山荘の中に戻る。私は、45分にもう一度外にで5分間頑張って見るが、やはり寒くてもう一度引き返す。1分前に再度外にでて55分を過ぎるが日は出て来ない。57分に強烈な光が射しだし、御来光(写真)が始まった。約1分程度かけて太陽が姿を全部見せてくれた。(救護写真)
 
戻ると朝食の準備が出来ていて、早速席に付き食すが、納豆・生卵もあり、大変美味しく大感激あった。食後寝床に帰り、お世話になった毛布・布団をたたみ、出かける準備をして外にでる。御夫婦と山荘前でお別れし645分に山荘を出発する。
 いきなり急な登りとなるが、以外と足腰が軽いのが何よりである。約
20分で『台座の頭』に到着する。ここまで来ると富士山や奥秩父山域(写真亜がクッキリと雲上に浮んでいる。前方に横岳(写真)・赤岳の険しい峰が見え、これからの行程の険しさが思い知らされている。また、大同心・小同心の特異な岩体が突き出ている。後方には、緩やかな硫黄岳(写真)と切れ落ちている岩壁の双へきが、また、山荘から次々宿泊者が出発して来るのが見える。
 
頭から『横岳(奥ノ院)』までは、クサリ場やハシゴも多く気が抜けないルートである。大同心を逆側から覗くと、23名がロッククライミングで登っている。ほぼクサリ場を遣り過ごすと横岳の山頂で、奥の院の石柱?が立っている。山頂からは、赤岳はともかく権現岳や編笠岳まで見通せるようになる。右には、段々大きく見えて来た阿弥陀岳が、既に山頂にかなりの人がいる様である。横から少し進むと、杣添尾根への分岐になっている『三叉峰』である。三叉峰から赤岳までの険しいル−ト(写真院砲延びている。
 三叉峰から『地蔵仏』に向うが、岩場・クサリ場が連続する。この間、石尊峰・鉾岳・日ノ岳等の名前が付いている岩峰が連なっている。ここをほぼ下り切り、道脇の鋭い岩の二十三夜峰を過ぎると行者小屋から登ってくる地蔵尾根コースの到達点である地蔵仏に到着した。地蔵仏で休憩していると、山荘であった神戸出身の女性ハイカーが通り過ぎていく。
 地蔵から『赤岳展望荘』へは、殆んど高低差がなく
5分程で着くが、そのまま通り過ぎる。今回の歩きでは、ほぼ最後になるキツイ登りがはじまる。最後と思ってもあえぎながらの苦しい登りとなった。女性ハイカーを追越し、力を振り絞って『赤岳頂上小屋(赤岳北峰)』に滑り込む。山頂には、広い板敷の休憩施設があり、沢山の方が憩んでいた。ナカピーも追付いて来た。少し休憩し『赤岳南峰』に向け先を急いだ。
 
南峰は岩だらけで非常に狭いスペースしかない。赤岳からのパノラマ(写真押銑粥砲魎能し、9時半頃頂上を下ることとした。ガレた岩場なので、足元に注意するとともに、登って来る方にも注意して下る。『文三郎尾根への分岐』で、権現岳・編笠岳を経由し富士見ヘ下る女性ハイカーと別れる。今回はじめて通る文三郎尾根は、ガレて非情に歩き難く、途中からエキスパンドメタルで作られた階段になる。このあたりから赤岳を見上げるようになるとともに、行者小屋も見えている。
 
いつしか樹林帯に入り、『中山からの道と合流』すると『行者小屋』は近い。テントが見え、その先に小屋も見える。1015分に到着、一休みし直ぐに『美濃戸』向け出発する。途中の沢は9月より台風により荒れているようである。前回歩いた時の記憶が戻ってくる。また、中腹当たりの紅葉が奇麗で周辺を見回しながら楽しく歩けた。美濃戸から『美濃戸口』までは、林道をノンビリ歩いて下り、13時に到着し、今回の歩きが終了した。

PS:神戸出身女性ハイカーからお便り(メール)がありました。


ル ー ト 上 の 風 景

丸山

白駒池

中山

北八ツ岳

ヾ飮鎧劃

高見石から
白駒池を望む

高見石から
中山を望む

っ羯嚇庫沼罎ら
北八ツ・蓼科を望む

天狗岳

稲子岳

西天狗岳

東天狗岳

ッ羯各宿婉
から望む天狗岳

γ羯各宿婉
から望む稲子岳

東天狗より
望む西天狗岳

╂湘袈蕕茲
望む東天狗岳

根石岳

硫黄岳

硫黄火口壁

御来光

箕冠山からの
望む根石岳・天狗岳

夏沢峠から
望む硫黄岳

硫黄岳火口壁

硫黄岳山荘から
望む御来光

負傷者救護

硫黄岳

横岳

日輪

硫黄岳山荘
から負傷者救護

台座ノ頭から
望む硫黄岳

座ノ頭から
望む横岳

座ノ頭から
望む奥秩父山域

赤岳

阿弥陀岳

横岳

権現・編笠岳

瓜虻喫から
望む赤岳

伽岾戮ら
望む阿弥陀岳

垣岾戮ら
望む横岳

汗岾戮ら望む権現・編笠岳


              ***Botanical Garden から転載***


  

 

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