平成16年8月7日(土) 晴のち雨 
前山・前堯荒沢岳 1091m/1536m/1969m

 

【 ル ー ト 】

 自宅(4:30,18:30)⇔(7:00,16:00),銀山平・荒沢岳登山口(7:07,15:30)←(33,39)→前山←(-,48)→クサリ場始り←(106,47)→前←(91,39)→荒沢岳山頂

 歩行時間:6時間43分、山と高原地図15:7時間35分、駐車場:登山口駐車場:15台WCあり(周辺に別の駐車場あり)、三角点:前山三等「石滝」・荒沢岳二等「荒沢岳」

【 メ ン バ ー 】

単     独

 


 荒沢登山口の駐車場に到着すると、5台程度しか駐車できないと書かれている所が、整備され15台程度のスペース確保と真新しいトイレができていた。天気は晴れているのだが、来る途中県境を越えた付近で低い灰色の雲が立ち込めていたのが気になった。登山者カードを記入して歩き始める。歩き始めてすぐ、沢のように石がゴロゴロ流れ出した場所にで、そこを登って行くと飲み水を取水している施設にぶつかる。ここには蛇口が付いていて、水を補給することができた。

 道は左で取水施設を廻り込むように登っている。前山まで自然林の中の急な登りで結構厳しい。木々の間から日が射し込んでくる。勾配が緩やかになると尾根上に三角点が見えてくる。ここが前山で、三角点がなければ分からず通り過ぎてしまうだろう。前山を通り過ぎると直ぐに、伝之助小屋への分岐に着く。ここから前?までの間が非常に長い。途中、正面に荒沢岳と手前に前?が見える。左側に魚沼駒ヶ岳が優美な姿を見せている。

 さらに、登山道整備工事(7/23〜9/30)の作業小屋が仮設されていた場所を通り過ぎると前?への超難関路の始りに到着する。誰かが登っているらしく上から声が聞こえてくる。息を落ち付かせてからクサリ場に取り付く。真新しく、取り付けられて間もないクサリとハシゴを交互に登って行くと、上から小型発電機の音が聞こえてくる。岩場をよじ登っていくと小ピーク上で工事の作業員が作業の準備をしていた。目の前に前瑤隆簑里そそり立っている。作業員に挨拶して小ピークを下る。

 この下り部はクサリをこれから取り付けるらしくまだ無かった。下りきって廻り込むと唖然とする。クサリが岩体を斜めに取り付けられ、先行している本格装備の一団が登っている所である。良く見ると最後の人はザイルを背負っている。チョット行けるのだろうかと悩んでしまった。とりあえず先行の一団が見えなくなるまで下で待っていた。

 いよいよ覚悟を決め、クサリに取り付き登りだすが、登っても登ってもクサリが続く。また、登ってはトラバースし、さらに登るを繰り返していると何時しか前瑤謀着する。今までに登った山の中では、最大最長のクサリ場である。かなりのベテランメンバーらしい先行団体が休憩していたが、ちょうど山頂めざして歩き出した所であった。ここから荒沢岳を見ると雲ががかり、徐々に下に広がってきている。

 また、登りはじめの頃見えていた魚沼駒ヶ岳もガスの中である。私も急ぎ山頂に立つべく追うように歩み始める。15m程度進むと先ほど団体が休憩している。中心に前瑤良乎譴あり、ここが前?の頂のようである。私はそのままやり過ごして先に進む。ここまで来ると森林限界なのか高木はほとんどない。全行程の3分の2を進んで来たわけで、かなり疲れがたまって来ていて歩みが遅くなってきている。

 前方遠くで雷が鳴っていて気持ちが悪い。また、ガスの中に突入すると周辺も何も見えずさらに不安が募ってくる。途中、山頂から下って来た3人と話をすると、あと30分程度であると言うので最後の気力を振り絞る。ルートが直角に曲ると最後のクサリ場が現れ、山頂も目の前である。

 12時に山頂に着く。山頂は広くなく20人も立てば一杯である。ただ立派な石作りの山名碑が建っていた。雷の音が気持ち近付いて来ているような気がする。ただ歩き初めから何も食べていないので、オニギリ1個を食べていると団体が到着した。途端に雷が近くで鳴ったので、全員から「やばい」と声があがった。握り飯を飲み込み、急ぎ山頂を後にした。

 前瑤泙任隆屬如大粒の雨も降りだして来た。レインの上着とザックカバーを掛け、クサリ場を下りやすいようにレインの下着は付けなかった。前?には40分で到着、一息入れて雨に濡れたクサリ場に突入する。最初の部分でスベリひっやとする場面があり、あとは急ぎながらも注意して下って行く。この間も雷が鳴っている。半分ぐらい下った所で、発電機の音がなっていたのでまだ作業員が居る事が分かり、気分的に少し楽になった。

 小ピークで作業員が一人、「昨日も雨で、今日は雨と雷でもう下りたいヨウ」と話していた。6人の団体もこちらに向っている事を話し、小ピークを後にする。クサリとハシゴ場でさらに3人が作業をしていた。ようやくクサリ場下りきると、靴の中がビジョビジョであることに気が付く。

 ここから道が濡れているので滑りに注意して歩く。気持ち雨が小ぶりになったような気がする。作業小屋に到着する頃には雨は降り止んでいた。一休憩して靴下の水を搾り、少し気持ちの良い状態で歩き続ける。前山到着する頃には雷もほとんど聞こえなくなっている。

 前山から急勾配を急ぎ下り、飲料水施設に到着、水を補給しタオルを濡らし汗を拭いていると団体の一人(団体とたまたま行動を供にしていた)が下って来た。二人で無事と本当に疲れたことを慰めあった。駐車場に戻りビックリこの方は、宮崎の方で7月20日から8月20日まで車中泊をしながら山々を登り歩いている人であった。とにかく大変な1日であった。


ル ー ト 上 の 風 景


              ***Botanical Garden から転載***


  

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