平成16年10月11日(月) 曇時々晴
三国山・三角山・大源太山 1636m/1685m/1764m

【 ル ー ト 】

 三国トンネル駐車場(8:10,15:32)←(1,8)→登山口(往:法師口(仮称),復:上越大橋口)←(23,17)→旧三国街道あずま屋←(24,-)→上越大橋登山口分岐←(6,3)→三国峠←(20,13)→お花畑←(-,3)→エスケープルート分岐←(12,7)→三国山←(56,-)→エスケープルート分岐←(-,44)→三角山←(8,5)→大源太分岐←(12,11)→大源太山

 歩行時間:4時間33分、山と高原地図16:5時間40分、駐車場:三国トンネル駐車場20台(無料)WCあり、三角点:三国山 二等「三国嶺」、大源太山 三等「耕地」

【 メ ン バ ー 】

単     独


10月唯一の連休は、初日台風襲来、2日目低気圧発生と散々だった。3連休の最終日は、多少天気が悪くても出かけるつもりでいた。朝起きると曇りであったが西北方向が明るかったので何とかなると考え出かける。R17号を北上するに従い、ますます天気が悪くなってきて心配するが、月夜野町を過ぎる頃から逆に天気が回復する傾向が見られ陽も射している。R17号の三国トンネル近くの駐車場に8時少し前に到着する。
まず駐車場から旧三国街道に登らなければならないが、2ルートある。行きはあずま屋に出るルートを取り、帰りにトンネル脇の上越大橋口に下ることとする。あずま屋に向かうルート入口はわかりづらいが、法師温泉から登ってくる出口近辺の落石防止工に一部開口部があり、標識が建っている。標識には「晶子清水」方向が示され、明治期の歌人与謝野晶子に由来する清水らしい。自然林の中を登っていくが、途中小さな沢を渡ると旧道まで約半分の距離である。
旧三国街道は、かなりの道幅があり、昔の面影が随所に感じられる。あずま屋は、普通より大き目で、隣接してトイレも付属している。三国峠に向け歩み始めると、直ぐに石仏が建っている。続いて長岡藩士なだれ遭難の8基の墓標が建っている。遭難碑を過ぎると道も険しく巾も狭くなる。2箇所沢が道を横断して流れている場所を通過するが、台風の影響で水量が多く壮観である。トンネルから登ってくる道との合流地点を右に見ると三国峠はすぐであった。
三国峠には、RC造りの建物に三国権現が祀られているほか、避難小屋も兼ねていた。同所には古今東西、同峠を通過した著名人を記した碑が建てられていた。この時間になると、雲の切れ間から薄日も射してきて、何となくこれからの歩きが期待できた。峠から北側を見上げるとなだらかな丸味を帯びた三国山が横たわっていた。その三国山へは、三国権現社の右側を回り込むように道が続いている。
峠からの道は階段工が整備され歩きやすい反面、足腰にはボディブローのように響いてくる。最初は背の高い笹が覆い被さるぐらいになっており、木製の階段が濡れていて滑りやすいので注意して歩く。中間のお花畑には、2箇所休憩のベンチが据えられている。7月頃は日光黄菅がキレイらしい。峠をはさみ南側の稲包山が雲に見え隠れする。前方には三国山への荒れた斜面に付けられた急な登りが見えている。一休み後、山頂めがけ歩き始める。
途中、平標山方面に向かう近道分岐を右手に見、そのまま登り続けるが足腰が辛く息も切れる。木製階段を登り切った所が三国山と平標山への分岐点である。三国山へは、右にトラバー気味に緩い登りを進むと行き止まりが山頂であった。標識と二等三角点、そして希望の鐘が据えられていた。山頂はまだ濡れていて腰を落とすことも出来ないので、すぐに大源太へ向けて進むこととした。
分岐まで引き返し、先の道に歩を踏み入れる。ほんの少し緩やかな下りを進むと、急な下りとなり、近道からの道が合流する。小さなピークに登り返し、一気の下りをおりきった所で、こちらに向かってくるハイカーと出会う。奇遇であるが彼とは9月19日白毛門で出会い言葉を交わした新潟からのハイカーであった。向こうも覚えていて、少し言葉を交わしまたお会いすることを約して別れた。三国山から三角山間は、葉が色づいているが、紅葉が最期のようである。
中間地点の1597mピークに登り返し軽く下ったあと、1685mの三角山に登り返す。三角山は浅貝からの登ってくるコースの合流点で、大源太への分岐もあと少しの地点である。また山頂部も狭く休憩等も出来ない。このためすぐに大源太へ向かう。
三角から約10分で大源太への分岐に到着する。分岐の少し手前から自然林の中の道になり、分岐からの登りも林が続く、勾配が緩くなると幅広い尾根で笹の切り払い巾が広い道となった。分岐から約15分で大きな標識のある大源太山頂に到着する。すぐに黒金山の方向を確認するが、かなり下り登り返すようなので今回はあきらめることとし、山頂でのんびり過ごすこととした。
山頂からは、西側に黒金山その先に小出俣山(オイス゛マタヤマ)が、東から南は通ってきた三角山とその先の尾根が、但し三国山は雲に覆われ見えない。そして北側は平標山と仙ノ倉山は上部がガスっていて見えないが、下部の荒々しい岩肌は見えている。また平標山へのルートは見えており、平標山の家は見えている。また、平標の南から東側の斜面は紅葉がピークで少しくすんでいるがキレイである。
山頂で1時間半程度過ごし帰ろうとしたとき、ふと北側を見るとガスが切れて平標と仙ノ倉が姿を現している。諦めていただけにラッキーであった。気分良くして引き帰すが、天候が下り坂なのかかなりの範囲がガスって来ている。
三国山の手前でエスケープルートを取り、お花畑の少し上部にでる。また、旧三国街道から上越大橋の登り口に下り、駐車場に着く頃にパラパラと雨が落ち出して来た。何とか悪天になる前に帰り着けた。
 


ル ー ト 上 の 風 景


              ***Botanical Garden から転載***


  

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