平成16年3月14日(日) 快晴 
有笠山・蟻川岳 888m/853m

【 ル ー ト 】

  【有笠山】有笠山荘(8:10)→(11)西登山口→(7)あずまや→(4)西石門→(17)山頂分岐→(12)有笠山頂→(13)分岐→(8)先住民族遺跡→(6)東登山口→(16)有笠山荘(10:10)

  歩行トータル時間:1時間34分、群馬の山歩き130選:2時間15分、駐車場:有笠山荘付近林道路肩3〜4台程度(無料)、東西登山口林道路肩各3台程度

  【蟻川岳】蟻川岳登山口(10:55,12:31)←(10,8)→見晴台?←(19,11)→蟻川岳山頂

  歩行トータル時間:48分、駐車場:登山口駐車場7台程度(無料)、三角点:三等「蟻川岳」

【 メ ン バ ー 】
単       独


有笠山は群馬県中之条町から四万川沿いに国道353号を進み、途中から沢渡温泉方面に向う県道53号に左折する。沢渡温泉を越えると300m位で有笠山荘に入る林道になる。

少し荒れている林道に進入すると山荘が有り、さらに隣接してオートキャンプ場が設置されている。キャンプ場を過ぎると直ぐの所に有笠山風景林の標識があり、そこの路肩に駐車する。準備をして8時過ぎに林道を西登山口を目指し歩き始める。

有笠山の北側の林道で有る為か、日当り悪い部分は凍結していて滑り易い。西登山口手前で間伐材が積まれ購入者のラベルが付いている。最近、間伐材の有効利用が図られているようで、喜ばしい事である。

西登山口からは一気の登りでけっこうきつい。雑木林の中、息を切らしながら歩を進めるとあずまやにでる。周辺はゴミが散らかりマナー無い人が多いみたいである。そのまま通り過ぎ登って行くと、西石門が現れる。この石門は、妙義山にあるような岩の風化作用にで門型になったものでなく、石が組み合って偶然門型になったものである。

ここから10分位で有笠山上部に露出する岩体の基部にでた。岩体を良く見るとハーケンが打たれており、ロッククライミングの練習場になっているようである。ここから岩体を巻くようにトラバースして行くと、ベンチが置かれた山頂への分岐に出る。

分岐からは主に有笠山の南側をシ゛ク゛サ゛クに登って行く。途中クサリ場とアルミ製のハシゴが設置されている最大の難所が有り、十分注意して登る必要がある。さらに一箇所ハシゴを越え、急な直を登りきると頂上に続く稜線に出る。

ここから数分で頂上に到着する。頂上からは樹木で見晴が無いのが残念である。このため、登りきった稜線部分が南側が開けているので戻り休憩する。まだ1時間立っていないので、一休憩後下り近くに有る「蟻川岳」にも立寄ってみることとする。

分岐に引き返す途中、クサリ場付近から上沢渡川と暮坂峠方面が良く見えた。分岐から東登山口に向って下っていくが、落ち葉で道を間違って下るが良く周辺を見渡すと少し下方を通っているので、そこに下りおり少し進むと岩体の横穴を利用して生活を営んでいた先住民族遺跡があった。弥生時代の生活跡らしく、考古学的には岩陰遺跡と呼ばれる物の様である。

ここから東登山口は以外と近かった。ここから日当たり良好の林道を下っていく。途中目の前に今登った有笠山の岩体が起立して、思わずカメラに収める。ジクザクとした林道を下りきると有笠山荘の前に出る。ここまでちょうど2時間である。

有笠山から蟻川岳ヘ向うが、道も調べていたわけでないので、取り合えず感で車を進める。道は間違っていなかったらしく、目の前に蟻川岳の雄姿が見得て来た。車を停め全景をカメラに収める。

しかし登り口への道が判らず、林道には入り込むと地元の方が仕事をしているので訊ねると、この道でなく500m位下った集落所から登り口への道が有るとのことであった。引き返し集落で進んで行くと小さく白い標識が立てられ、細い道が登って行っている。一台が通れる道を進むと登り口に到着する。6〜7台駐車できる登山者用の駐車場整備されていた。車が1台とマウンテンバイクが1台停車していた。

直ぐにザックを背負い登って行く。最初杉林であったが竹林がしばらく続く、道を落ち葉が覆い、滑り易く歩き難い。また、丁度登山道の補修を行っている所らしく彼方此方に杭が置かれている。急な登りで以外と息が切れ、ふくらはぎが張ってきたころ展望のよい植林記念の石碑のある見晴台に到着する。

見晴台から十二ヶ岳や小野子山が望まれるが、榛名山等は春霞の中にある。ここから雑木林の中の急な登りとなる。頂上から続く尾根にでると後少しの登りで頂上である。頂上には石積みの土台に乗っている石祠が有ったが、山名標識は設置されていなかった。また、何のためか判らないが樹木が伐採されていた。

ポカポカ陽気の中でゆったりした気分で昼食を摂り、ノンビリ過した後下ったが、家族連れにも手頃な時間で登れる山である。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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