平成16年3月7日(日) 晴時々曇 
竜ヶ岳(岩岳) 1411m

【 ル ー ト 】

  滑川林道ヒカリゴケ入口(8:32,11:50)←(18,17)→洞穴←(40,35)→十八曲がり終点←(-,-)→稜線←(20,-)→竜ヶ岳山頂

  歩行トータル時間:2時間10分、群馬の山歩き130選:3時間20分、駐車場:滑川林道ヒカリゴケ入口林道路肩5台程度(無料)、三角点:三等「中丸塚」

【 メ ン バ ー 】
単       独


年度末になり、仕事に付合いにと忙しく、疲れ気味な今日この頃である。それでも近場の軽い所にでも出かけようと、6時半に起きだし、7時に家を車で出発した。烏川沿いの県道34号線を西に進む。権田の交差点を長野原方面に左折し、しばらく進むと広々とした新設道路に入る。ここは県が建設している倉渕ダムにより付替えられた道路である。

この道路に鳥居沢大橋?という大きな橋が架設されているが、その100m程度手前に『県天然記念物 笹塒山ヒカリゴケ』の標識が立つ林道があり、そこを右折し登って行くこと約5kmで『笹塒山ヒカリゴケ入口』の標識が設置される竜ヶ岳登山口に着く。車は林道の路肩部に駐車する。

群馬県ではこの周辺も含め、前日明け方雪が降り、この雪が林道も登山道にも積っている。つまり、前日はここを誰も来ていないことになる。この中を独り歩みを進めて行く。ヒカリゴケ生育洞穴までは、遊歩道整備が行われたようであるが今は荒果てている。

前日の積雪がさらに環を掛けるよう道を判り難くさせている。テープやペンキ標示を捜しながら登って行く。3箇所ぐらい判りにくい場所を越えると『笹塒山ヒカリコゲ生育洞穴』である。除きこむがこの時は何も見えない。また、この洞穴にはウサギコウモリという耳の長いコウモリが巣としているらしい。

洞穴から先は、広いガレ場がしばらくの間続き歩き難い。道らしい場所に出ると、ここから18曲がりと呼ばれる緩いシ゛ク゛サ゛クの登りが続く。いい加減嫌気がさす頃に18曲がりの終点に到着する。道はまだ緩い登りで続いているが、途中まで進むが笹が生い茂り行けそうもないので引き返す。

ルートは18曲がりの終点から直登を登り頂上に続く稜線(尾根)にでる。稜線は思っていたより雪が多く、膝位まで足が取られる箇所も有る事から、スパッツを装着し頂上に向う。頂上には石祠と標識が3枚設置されていた。この日は思ったより寒く、風も冷たい。日が翳るとなおさら体にこたえた。50分ほど休憩し下る事にした。

途中の稜線で登ってくる男性1人と出あう。私が歩いた踏み跡を頼りに登って来たらしい。少し情報交換をしてわかれた。再度『笹塒山ヒカリコゲ生育洞穴』に立寄ると、黄緑の蛍光色に光るヒカリゴケが見えるではないか。期待していなかったのでこの時は嬉しかった。カメラに収めあとにした。

さらに林道にでるまでの間に、笹塒山を廻ってきた男性一人とすれ違う。12時前に駐車場所に到着した。


ル ー ト 上 の 風 景


  ヒカリゴケ(光苔) ヒカリゴケ科 学名:Schistostega pennata

  北半球の冷涼な地域に生育します。胞子から発芽した原糸体の細胞がレンズの役目をして,入射してくるわずかな光が葉緑体が集まっている細胞の奥のほうで反射しているのです。ヒカリゴケそれ自体が発光するわけではありません。
                 ***Botanical Garden から転載***


  

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