平成15年2月10日(月) 晴
石裂山  879m

【 ル ー ト 】

  石裂山無料駐車場(10:33)→清滝→(22)休憩所→千本桂→(17)中ノ宮→(10)奥ノ宮→(28)東剣ノ峰山頂→(10)西剣ノ峰山頂→(11)石裂山頂(オザクサン:三等三角点)→(11)月山頂(ツキヤマ:石裂月山御社:月読神)→(36)休憩所→清滝→日留神社→加蘇山神社→(21)駐車場(14:43)                                                     トータル:2時間46分、栃木の山120:3時間40分、駐車場:加蘇山神社駐車場10台WCあり、三角点:三等「尾鑿」

【 メ ン バ ー 】
単       独

  流石に平日であり、駐車場には車が1台停まっているだけであった。登山の警告看板が沢山あり、軽装者の転落事故が多いようである。十分注意して行こうと心に言い聞かせて、歩きはじめる。

  杉林の中の道には、古めかしい石橋が架かっている。その内の一つから滝が望める。低いが奥ゆかしい「清滝」である。ずっと眺めていたいがそうも行かない。そのままゆるい登りを歩いて行くが、汗が流れ落ちる。今日は3月下旬なみの暑さらしい。

  しばらく歩くと休憩所の東屋が現われた。この地点が月山への分岐である。ここから、そのまま中ノ宮へ向かうが、途中栃木県の銘木100選の千本桂が生えている。細い木がいく本もまとまって伸びているようである。

  この辺から登りが急になり、クサリ場もぼちぼち現れる。中ノ宮の少し手前で、初老の男性と会うが、この先にはもう誰もいないとのことである。別れて直ぐに中ノ宮に着くが、東屋があるがほかになにもない。但し広場的な場所であることから、昔は何かの建物が在ったのかもしれない。

  一休憩した後、奥ノ宮を目指しクサリ場を進むと、一枚岩の上部に岩の割れ目があり、そこに祠や石仏が置かれる奥ノ宮である。一直線に梯子が伸びている。近くで落石があるのを目撃、今日は暖かいせいもあり非常に危ないかもしれない。

  早々に、東剣ノ峰に向かうが、雪が残っていて溶け出し滑りやすい。急勾配を登ると、ヒゲスリ岩があらわれるが、足場と手すりが整備されている。ここからもう一息である。緩い尾根にでしばらく歩くと、狭い東の山頂である。ここから、日光や奥鬼怒の山々が白く浮きだっている。中でも正面に男体山がその堂々たる姿を横たえていた。

  西剣ノ峰に向かうが、ここが本コース最大の難関であり、ハシゴが急な勾配で取り付けられている。慎重にハシゴを下るが、クサリのみだったらと思うとゾッとするような場所である。下りきるとすぐに西剣ノ峰へ上り返すことになる。この登りは、それほどきつい登りではなく、すぐに頂上に着いた。

  山頂は、東剣より広く北側が望める展望所もあり、日光や奥鬼怒の山々の写真撮影を行う。また西側にはこれから登る石裂山が圧倒的な山容を見せている。この西剣山頂ですでに12時となっており、腹もすいてきているが、石裂山頂まで我慢することとし、すぐに出発する。

  ここから峠までの下りも急でクサリ等があちこちにあり、気の抜けない山である。峠からの登り返しは大したことがない(このコースの中では)。

  石裂山頂は、それほど広くないが、この日は私一人であり、ゆったり景色を独り占めしながら、昼食をとった。はっきりした晴天でないが、そんなに寒くないので1時間弱山頂で過ごした。ここから周遊コースの5分の2程度を残していることもあり、この辺で切り上げ出発する。

  ここから月山(ツキヤマ)までは、今までのコースとは異なりそれほどきついことはなく、すぐに月山頂に到着する。山頂には、石の鳥居と社が鎮座、祭神は月読神で農耕神であったと記憶している。一休み後、休憩所まで下ることとするが、ここからもクサリ場が随所に設置されており、大変な周遊コースであることを改めて認識しつつ歩いた。

  最後に加蘇山神社にお参りして山行の最後とした。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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