平成15年3月21日(金) 晴
大菩薩嶺 2057m

【 ル ー ト 】

  丸川峠分岐駐車場(7:58)→千石茶屋→(74)上日川峠(ロッジ長兵衛)→(17)福ちゃん荘→富士見山荘→(47)大菩薩峠(介山荘)→(14)親不知ノ頭→(6)賽ノ河原→(28)雷岩→(7)大菩薩嶺山頂→(58)丸川峠(まるかわ荘)→(71)丸川峠分岐(15:30)                      トータル:5時間22分(積雪)、山と高原地図:6時間25分(無雪期)、駐車場:丸川峠分岐林道空地10台、三角点:三等「大菩薩」

【 メ ン バ ー 】
二人 ( フー ・ ナカピー )

  4時半に自宅を出発する。ルートは鬼石から皆野に抜け雁坂トンネルを通り塩山市へ、そして裂石の林道終点の駐車場へ7時30分頃に到着する。10分後にナカピーも到着し、準備後8時前に歩き始める。

  最初は林道歩きで、上日川峠を目指す。千石茶屋で山道に入ると、徐々に道にも雪が増えて雪道歩きとなった。今日の方が3月2日来た時より雪の量が多いらしい。しかし、赤城・黒檜山の登りよりは全然歩き易く問題ない。

  樹林帯の中の道であるが、所々の切れ間から雪を被った南アルプスの山々が望見され、頂上はもっと素晴らしい展望が期待された。道が林道に近付くようになると、ロッヂ長兵衛は直ぐである。冬場以外はここまで車で入れる場所である。ここで一休みして体調を整え、林道を進み福ちゃん荘に向うコースを設定する。

  林道歩きは、車の轍を歩くので以外と歩き難い。5分位で富士見山荘に到着する。ここからの富士山は絶景である。圧倒的な迫力で迫ってくる。つくづく富士山は眺める山で、登る山ではないと改めて思った。ここでナカピーが軽アイゼンを装着したが、私はまだ大丈夫と考え装着しなかった。しばらく林道を進むと、昭和初期に建てられ、現在使われていない勝縁荘脇から山道となる。しかし、そんなにきびしい登りではなく、ゆったりした気持ちで登ることが出来た。

  大菩薩峠にはすぐに到着した。かの有名な介山荘も雪に覆われていたが健在であった。峠には3人が休憩していたが、先を見ると30人程度の団体が登っている。方位盤のところで記念撮影しながら、富士山・南アルプス・八ヶ岳等の景色を堪能する。団体さんの姿も見えなくなったので、我々も出発する。

  結構、雪の多さで歩きにくいが、団体さんがラッセルしてくれていることが救いであった。介山荘から見える部分を登り切るとそこは親不知ノ頭であった。すでに昼に近くなっているので、ここから下りきったコル部にある賽の河原避難小屋で昼食をとることとした。

  避難小屋には先着の4名グループが休憩中であったが、場所を空けていただき我々もそれぞれ煮炊きに入る。ナカピーはいろいろな食材を試しているらしく、今日はカレーうどんとピラフで、ピラフはカレーのスープに入れて食したがこれがなかなかいけるものであった。たっぷり休憩した跡、雷岩及び大菩薩嶺山頂を目指し歩き始める。

  雷岩で最後の八ヶ岳を望み、分岐からは樹林帯の中の歩行となり、間もなく大菩薩嶺山頂に到着する。ここはほとんど展望も得られず記念撮影して、丸川峠経由で下山するルートを選択してかなり深雪の中を進む。サラサラした雪で滑りやすいが先行して歩いているグループがいるらしく助かる。途中、3組ほどの登って来るグループにあったが、今日は介山荘泊りであろうか。このルート意外と長い、ようやくのこと丸川荘に到着する。

  ここでナカピーの足に異常が、・・・痛むらしい。しかし下るしか無い取り合えず無理をしない程度にゆっくり下って行くが、ここから以外と大変なルートであることが判明する。雪は少なくなるが反面凍っていて歩き難いのと、雪解けでクシャグシャの泥道になっている場所、岩場もあり大変である。しかし何とか歩き通し、駐車場に帰りつく。

  ナカピー曰く、「もう一箇所雪山に行きたいですね。黒斑山がいいですね。行きませんか?」。 私も同意して別れた。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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