平成15年3月23日(土) 晴
妙義金洞山  1094m

【 ル ー ト 】

  道の駅「妙義」駐車場(8:35)→妙義神社→(中間道)→(22)第一見晴→(6)第二見晴→(79)大砲岩→(7)第四石門→(45)中之岳→東岳→(44)中之嶽神社→(7)第一・第二石門(23)→(6)一本杉→七曲り(25)→(車道)→(23)駐車場(15:30)
  トータル:4時間47分、道の駅みょうぎ駐車場100台(無料)WCあり

【 メ ン バ ー 】
単      独

  大菩薩から1日おいての山歩きで、軽く済まそうと近場に出かけたが、歩き始めたら少し重く歩く羽目になってしまった。

  妙義神社は何度行っても荘厳な雰囲気を漂わせる神社である。ここから、中間道に歩みを進めるが、前に歩いたルートであるがあまり記憶に残っていない。第一見晴・第二見晴で展望を楽しみながら歩を進めていく。

  昨年の同じ頃登った相馬岳等の岩体が見上げる先に切り立っている。良くあんな所に登ったものだと考えひとしおである。中間道のまん中にある「本読みの地蔵」を過ぎ、本コースの最大の難関場所に設置された長い階段を進む、階段の整備されていなかった頃は、戸隠山の「蟻の戸渡り・剣の刃渡り」に匹敵する場所だったに違いない。

  難関から先では、日当たりの悪い処に雪が残り・凍っている処もあり、注意が必要であった。しばらく進むと、奇妙な形の岩峰群があらわれる。その一つに私が勝手に「妙義の玉子岩」と名付た岩もある。そのほか、「天狗の評定・大砲岩」等の名が付けられており、自然の造形の偉大さに感心させられる。岩峰群で一過しをした後、すぐ近くの妙義最大の第四石門に向う。石門では、ハイキングの二組が休んでいた。これから向う金洞山に思いをはせながら、暫しの休憩をとる。

  さあ、これからが本日最大難関の登りとなる。急勾配を登る始めると、中年の男性が一人下ってきたので上の状況を確認すると、クサリ場を登りきると雪が融けずに残っていたので、諦めて下って来たとの事であった。私も行けるところまで行って見ますといって別れた。

  昨年の妙義は、やはり雪が残り大変な目にあったことを思い、不安がよぎった。・・・がとにかく行くしかない。駄目なら引き返して来るまでと考える。さらに急勾配を登ると岩の割れ目沿いにクサリが設置してある。ここを登ると北側の斜面に出る。確かに雪が残っていたため、進むか引返すか迷うが、せっかく来たのでもう少しだけ行ける所まで進んでみることとした。

  ここの雪道が今回一番の危険箇所になるとは思いも拠らなかった。足元が滑るし掴める立木も少ない中で、何とか第一ピークまで登った。中之岳はすぐ先に見えていて、3条のクサリが日光に光り一条のラインに見える。垂直のクサリ場までは問題無く進むことができ、クサリに取り付く。以外と足が掛けられるので登り易かった。

 中ノ岳の頂上は非常に狭い。その向こうに東岳がみえる。ザックをおいて進むが、岩に取り付く箇所に雪が張り付いていて危険なので、頂上の寸前で無理をせずあきらめた。中ノ岳頂上においてビールで乾杯し引返す。・・・が下りの残雪部は登るときより緊張を強いられ、ヒヤッとする場面が数回あったが何とか無事に下ることができた。

  クサリ場を過ぎた処で昼食とする。40分ぐらい休憩後、中之嶽神社・石門コースをたどり、一本杉を通り駐車場に帰った。ただ、第二石門の下りは、この時期、凍っていてかなり困難クサリ場になっていた。妙義は残雪や結氷する時期は避けた方が無難と考える。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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