2003年7月4日(金) 晴れ
戸神山・鹿俣山・迦葉山
765m/1637m/1322m

【 ル ー ト 】

  戸神神社(7:50,9:06)←(林道)→登山口←(26,25)→戸神山頂(トカミヤマ)
  トータル:51分、群馬の山歩き130選:1時間45分、駐車場:鳥居付近2台・他墓地駐車場5台、三角点:四等「宮ノ入」
  センターハウス(9:45)→(7)玉原湿原→(44)ブナ地蔵→ブナ平→(49)鹿俣山頂→(37)分岐→(18)センターハウス(13:28)
  トータル:2時間35分、駐車場:センターハウス駐車場50台(無料)WCあり、三角点:三等「鹿ノ俣」
  弥勒寺(14:10,15:42)←→和尚堂←→御岳大明神石碑←(37,30)→迦葉山(カショウサン)
  トータル:1時間7分、駐車場:弥勒寺駐車場85台(無料)WCあり、三角点:三等「迦葉山」

【メ ン バ ー 】

単      独


  この所天気は良くないが、この日は思ったほど悪くなさそうなので、前々から機会があれば登ろう考えていた群馬県沼田市の著名3山に出かけた。

  戸神山は入り口が狭い道なので分からずウロウロしてしまった。神社鳥居前に駐車することができ、準備をして軽装で出発する。しばらくは林道歩きであるが、直ぐに道脇に山蛍袋が咲いていた。林道の登り口には、最近整備したと思われる立派な指導標が設置されていていた。

  ここから山頂まで急な登りとなるが、問題となる箇所もなくスムーズに山頂に立つことが出来た。山頂には分不相応な方位盤が設置され、山頂標識も真新しかった。

  この山は、地元では三角山または石尊山と呼ばれていたらしい。真田氏の統治時代より金が掘られ、先の終戦まで続いていた模様である。

  山頂からの眺望は、眼下の沼田市を一望でき、近場の山々は良く見えたが遠くの山は、梅雨の合間ということもあり雲に隠れていた。山頂では毎日登っていると言う御老体と少し話をした。本日の目標がまだ2山もあるため、早々に別れ下山した。


  玉原のセンターハウス前の駐車場はガラガラであった。ツアーの団体らしきグループが先行して出発していった。グループは、すぐにブナ平に向うルートに入って行くので、私は湿原経由のルートを取ることとした。

  湿原は結構いろんな花が咲いて楽しかった。湿原からブナ平に向うが、ブナ林歩きは気持ちの良いものである。登り切って平坦なブナ林に入ると、そこがブナ平と呼ばれている所らしい。またブナの倒木が苔むして地蔵のように見えるブナ地蔵を通過すると、すぐセンターハウスから直登する道と合流した。

  ここから笹の生える斜面の本格的な登りとなった。大人の高さほどのある笹原区間もあり、笹が倒れ漕ぎながら歩くところもあった。笹原を抜けるとスキー場区間で芝が植えられている場所にでる。ここから鹿俣山の頂きはまだ見えない。スキー場敷にはいろんな花が咲いていたが従来からの花か、開発後のものか不明である。

  スキー場をジグザク登って行くが、リフトの上部で普通の山道に戻る。緩い登りを進むとペンション側へ下る道との分岐に着く。ここから一気に登りきると笹を細長く刈り込んだ鹿俣山頂にでた。

  山頂からは目の前に武尊山が、下方には水を湛えた玉原ダムが良く見えた。山頂で昼食をとり終わる頃、夫婦連れが登って来たので早々に下った。なお鹿俣山から武尊山への道があるのではと思って探したが見当らなかった。

  この日最後の目標である迦葉山へ移動した。弥勒寺の駐車場まで車を進め、弥勒寺から軽装で山頂に向う。登り口は本堂右の社務所と別棟を繋ぐ渡り廊下の下を潜って山道に入るようになっていた。

  山道は山頂まで一気に登るコースであり、本日三山(散々)目であることから、歩がなかなか進まない。ほとんど気力で登っているようなものである。

  中間地点に和尚堂が岩に張付くように建てられていた。クサリ場もあり胎内潜りも体験出来る様であるが、疲れた体では危険なのでパスした。

  和尚堂からは本格的な急登となり、気力が萎えそうになるくらい応えてくる。立ち止まる回数が多くなった。苦しいが最後の力を振り絞って、御岳大明神の石碑にたどり着いた。

  ここからは勾配が緩くなり楽に歩けた。山頂は標識がなければ通り過ぎてしまうような尾根上のデッパリ程度の山である。見通しも効かない事から、大して面白い山ではない。山頂で一休憩した後、直ぐに降った。

  弥勒寺境内では十一面観音の台座のところに可憐な「雪の下」が咲いていた。しかし本当に疲れた一日であった。


ル ー ト 上 の 風 景

tokami

tanbaradamu

kasyo

戸神山頂

鹿俣山頂から

玉原ダムを望む

迦葉山頂

ル ー ト 上 の 花 々

yamahotarubukuro

bunazizou

miyamaodamaki

山蛍袋

ぶな地蔵

深山苧環


  

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