平成15年8月6日(水) 晴
八幡平・畚岳
1613m/1578m

【 ル ー ト 】

  八幡平頂上駐車場(5:35)→(2)登山口→(鏡沼・眼鏡沼)→(23)八幡平山頂→(15)ガマ沼→(5)陵雲荘・八幡沼→(23)見返峠分岐→(14)源太森山頂→見返峠分岐→(37)見返峠→(9)県境→(車道)→(13)畚岳登山口→(12)諸檜岳分岐→(7)畚岳山頂→(16)登山口→(車道)→(17)県境→(5)駐車場(9:55)

【 メ ン バ ー 】
単      独

  8月5日PM6時に群馬を車で出発し、国道50号を東進、佐野ICで東北縦貫自動車道に乗る。帰省時期には、まだ間があるせいか道はガラガラで岩手県内の岩手山PAに6日1時過ぎに着き仮眠をとった。

  2時間ほどの仮眠後八幡平ヘ向い、頂上駐車場に5時過ぎ到着する。既に袖ヶ浦ナンバーの車が1台駐車していて、夫婦連れが準備をして歩いていった。私も急ぎ準備し5時半過ぎに歩き始めた。

  登山口の10数段の階段を登ると自然石を埋め込んだコンクリート打ちの道が続いていた。まっすぐ八幡平頂上に向かうルートを選定する。鏡沼・眼鏡沼を通過し、展望施設が設置されている八幡平頂上が見えて来る。

  八幡平全体が緩い勾配を持っているが、平坦に近い地形であることから、ここが頂上と云われてもピンとこないのが本音であった。ここで駐車場を先に出た夫婦連れに追いつき、少し話をした。夫婦は千葉から来られ、前日岩手山に登り、今日ここを歩いたのち帰るとのことであった。夫婦に記念写真を撮っていただき、二人と別れた。

  このあと、頂上から八幡沼方向に向けて出発する。するとすぐにガマ沼が現れ、沼の向こう側に岩手山が浮んで見える。ガマ沼の展望施設から東側下方に八幡沼と湿原が見渡せた。湖畔には立派な避難小屋も設置されていた。緩い下りの道を進むと、八幡平最大の八幡沼の湖畔に到着する。

  当地の沼総てに云えることだが、朝日に映え神秘的な輝きを見せていた。湖畔の避難小屋陵雲荘は、まだ真新しく浄化槽も設置され、今までの避難小屋の常識をくつがえす、快適性を重視した建物であった。

  小屋から源太森手前までの間は、湿原の中の木道歩きとなり、八幡平の本質部分と思われ、なかなか素晴らしい景色である。源太森への登りは、本ルート中唯一のダートコースで、山登りの雰囲気が味わえた。

  また、頂上からは、微かではあるが鳥海山も見えるなど、展望抜群である。この日は天気的には遠望がきかず、主に周辺部の秋田駒ヶ岳や岩手山などの山々が良く見えた。頂上での展望に満足し引返すが、帰りは見返峠を経由するルートを取ることとした。

  このコースは、池塘が多く点在する木道ルートで各種の花々が咲き乱れていた。コンクリート打ちの道になると直ぐに見返峠である。峠から県境の頂上駐車場も近い。

  出発時間と異なり、岩手・秋田両県境のこの地は、大型バス等も多く駐車され、観光客で溢れていた。ここで、「森の本屋さん」というみやげもの屋で、展示されている高山植物の写真を見せていただき、その後、車道を歩き畚岳登山口に向う。

  登山口には3台程度駐車可能であった。笹に囲まれた緩やかな勾配の道を進む。途中、諸檜岳方面への分岐を通過するが、避難小屋が改修で使用不可の告示がされていた。分岐よりコース中唯一の直登をよじ登る。

  頂上は4m程度の円形広場で、中央にケルンが積まれていた。山名の由来は、土砂や石等を運んだもっこを逆さにした形からきたと確信した。また、頂上にはハクサンシャジンが咲きほこり、心地よい風に靡いている。源太森同様遠望がきかないが、近場の山々が良く見え、なかでも秋田の名峰森吉山がどっしりした姿を見せていた。また、大湯の地熱発電所の白い噴煙(蒸気)もよくみえた。

  一休憩していると二組登ってきたので、少し話をしてから引き返した。


ル ー ト 上 か ら 風 景

八幡平山頂

八幡平湿原

モッコ岳

八幡平山頂

八幡平湿原

見返峠から望む畚岳


  

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