平成15年11月2日(日) 晴
小地蔵岳・長七郎山  −m/1579m

【 ル ー ト 】

  赤城ビジターセンター駐車場(8:50)→覚満渕→(20)鳥居峠→(18)小地蔵岳山頂→(10)長七郎山頂→(16)小沼湖畔→(30)鳥居峠→(7)赤城ビジターセンターP(12:33)
  トータル:1時間41分、駐車場:赤城ビジターセンター駐車場:200台(無料)WCあり

【 メ ン バ ー 】
単       独


  8月に谷川岳西黒尾根で骨折して以来の、本格的なリハビリ山行となった。この日は天候にも恵まれポカポカの穏やかな日差しの中の気持ちの良い歩きとなった。

  今回歩いたコースは、私が山歩きを始めた時に最初に歩いたところであり、私の原点の山のコースでもある。今回このコースを選定したは、骨折から新たな気持ちで出直したいと云う思いも込めたものである。

  8時30分頃に大洞の赤城ビジターセンター前の駐車場に到着した。三連休の中日で天気も良いためか、すでに30台程度駐車されていた。山歩きの準備をしている人も見受けられる。私も久々の山歩きにウキウキしながら準備し、8時50分に歩き始めた。

  駐車場から覚満渕に降るが、覚満渕は歩道(木道)の工事をしており、このためか水が抜かれているようでいつものような景観ではない。また平日は当面の間工事で通行に支障が有るかもしれないので注意していただきたい。

  覚満渕から鳥居峠まで緩い登りを進む、峠からは覚満渕・大沼そして周辺の山々の景色が素晴らしい。但し、天候の加減か前橋の市街地方面は靄っていて良く見えないのが残念である。

  峠からは良く整備された遊歩道を登っていくが、下方に車道が通っているので石等を落とさないような注意が必要である。少し登りがきつくなると以前来たときは無かった階段が整備され歩き易くなっていた。

  小沼と長七郎山の分岐は、見晴も良く一休憩するには絶好の場所であった。ここから林道の巾くらいある広い道をしばらく歩くが、長七と小地蔵の分岐にたどり着く。

  ここで前回は行けなかった小地蔵岳に行ってみる。あまり歩かれないのか道は笹に覆われそうであるが、迷うことは無い。頂上は樹木に覆われ見通しがきかないが、真新しい指導標が設置されていて、異様な感じがした。

  直ぐに引き返し、分岐から長七郎山へ向かうが、道は何となく記憶に残っていた。山頂は広々としていて、赤城の山塊の中では私は一番好きな山頂である。ここまで、足には異常も無く来れたが、天気も良いのでのんびり寝転んで過す事にした。

  山頂からの眺めも素晴らしく、西の方には浅間・四阿・草津白根山が、東の方には日光白根・皇海・男体山が、北の方に武尊山が風格良く鎮座している。周辺では、榛名・子持・小野子山が、そして赤城の地蔵・駒ヶ岳・黒檜山・荒山が悠然と聳えている。

  山頂で2時間近く過し、帰りしなにふと足元を見ると、松虫草が薄紫の小さな花を3つ咲かしていた。得した気分にさせて頂いた。

  山頂からは小沼に直接降るルートで進み、小沼は満々と水を湛え、地蔵岳が湖面に映えていた。小沼を半周して車道に出で、そのまま車道を歩きビジターセンターまで帰った。降りの舗装道は少し足に応えたが、何とか歩くことができてひと安心した。  


ル ー ト 上 の 風 景


  

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