2003年5月25日(土) 曇時々晴
高峰山・水ノ塔山・籠ノ登山
池ノ平・三方ヶ峰
 2092m/2202m/2228m/ - m/2040m

【 ル ー ト 】

  車坂峠P(7:25)→(13)高峰分岐→(27)高峰山頂→分岐→(35)高峰温泉→(歩道)→(30)籠の登登山口→(11)うぐいす展望台→(31)水の塔山頂→赤ゾレ→(26)東籠の登山頂(一等三角点)→(14)西籠の登山頂→東籠ノ登山→(40)こまくさ峠(兎平)→池の平→(21)三方ヶ峰山頂→コマクサの丘→(15)見晴岳(コマクサ岳)→雲上の丘→雷の丘→(33)こまくさ峠→(高峰林道)→(50)車坂峠(16:00)
  トータル:5時間46分、駐車場:車坂峠高峰高原ホテル前40台(無料)WCあり、三角点:三等「高峰」・一等補点「籠塔山」・三等「三方ヶ峰」

【 メ ン バ ー 】

単      独


  4時半に自宅を出発し、二度上峠を越え北軽井沢、嬬恋を走り、車坂峠への林道に入る。7時頃車坂峠に到着、準備をして7時半頃高峰山を目指し歩き始めた。

  スキー場を抜け高峰温泉の手前に登り口の標識があった。登り口より笹原の緩い登りを進むと、すぐに急な林帯に突入する。林帯に入りすぐに吾妻石楠花の鮮やかな赤い花が目に入ってきた。またルート脇で1本、猩々袴が紫の花を咲かせている。急登を登り切ると緩い尾根になり、白山石楠花の木が連綿と続いている。6月の開花時期はさぞ華やかなことだろうと思う。

  しばらく進むと天に向かって林立する岩が現れる。その岩を右に巻いて進むと、そこに高峰神社が鎮座していた。神社の裏側の一つ目の岩が高峰山頂であった。山頂で一休みしながら、これからの行程を熟慮する。高峰温泉から林道を下り、池の平に直登するルートを選択し、高峰山頂を後にする。

  昔、高峰温泉は、これから向かう林道を下った所に宿が在ったらしい。迷わず林道に足を踏み入れる。林道は、小型車両の通った後が付いているが、急勾配で下っている。多少不安になりながらも、標高差300m程度下った。

  そこで、温泉ボーリングを行っていたおやじさんに道を尋ねた。池ノ平への直登は、この辺から入って行くらしい。・・・がすでに崩落等で整備されず廃道状態で行けないと言われた。この一言は、かなり疲れを呼ぶ一言であった。少し温泉掘りのことで会話し、お礼を言って引き返した。高峰温泉へ戻ったのは約1時間後で在った。

  ここから水ノ塔山から籠ノ登山経由して池ノ平へ向うルートに変更する。温泉から水ノ塔山へ登り始めるが、かなりガレ場や岩場の多いコースである。途中眺望のよい「うぐいす展望台」で周辺の山々を眺めて一息つき、また山頂を目指し歩き始める。展望台からは一度少し下った後、また登り返すがかなり急登になる。

  水ノ塔山頂には、石楠花が一株咲いていた。ここから東籠ノ登山へは赤ゾレを横断するが、崩れがひどく通行禁止になっていた。新たに水ノ塔山頂から北側に回り込む様に、新ルートがつけられていた。ここから籠ノ登山までは以前一度歩いたルートであり、記憶に残っていた。

  東籠ノ登山頂は石を敷き詰めた様な広い山頂であり、独特の雰囲気がある。さすが一等三角点百名山に選定されるだけの風格があった。休憩後、前回行けなかった西籠ノ登山へ向かう。あまりルート的には難しいコースではない。

  山頂には子供を二人連れた奥さんが休憩していた。私もビールで乾杯しながら、昼食の準備をする。子供がラーメン作りを不思議そうに見ていた。昼食休憩後東籠ノ登山に引き返し、そのまま、こまくさ峠に向かった。

  こまくさ峠からまだ余力があるので、三方ヶ峰と見晴岳に向かうこととする。峠から池の平まで下ると、噴火口跡と思われる広大な湿原が目の前にあらわれた。しかし時期が早いのか、ほとんど花類は何もなく残念である。池の平湿原を突きって三方ヶ峰へ登り返す。 

  三方ヶ峰は噴火口の外輪山で駒草を保護するため柵が延々と設置されていた。かなり疲れが蓄積されてきたので、すぐに見晴岳に向かう。途中、小岩鏡が一箇所まとまって咲いていた。今年の初見である。また、ここでも猩々袴も数本咲いていた。

  見晴岳は中継塔のある頂の一番端に標識が設置されてあった。さすがにここまで来る人は少ないみたいである。ここから車坂峠まで帰るが、先はまだまだ長く時間もかかるため、すぐに出発する。雲上・雷・村境の各丘等を通過し、こまくさ峠まで引き返した。

  こまくさ峠から車坂峠まで高峰林道をひたすら歩いた。下りなのでよいが登りだったら大変なことであった。この辛い林道を歩き詰めて、ようやく16時に車坂峠にたどり着いた。この日は大変な一日であった。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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