2003年6月7日(土) 曇一時雨

山王帽子山・小太郎・太郎山

2077m/2328m/2366m

【 ル ー ト 】

  光徳駐車場(6:57)→山王見晴し→(57)山王峠→(14)山王帽子山登山口→(36)山王帽子山頂→(28)ハガタテ薙の頭→(46)小太郎山頂→(18)太郎山頂→お花畑→(89)林道出合→(79)林道分岐→(12)駐車場(14:45)
  トータル:6時間19分、山と高原地図:8時間35分、駐車場:光徳公共駐車場100台(無料)WCあり、三角点:三等「太郎山」

【 メ ン バ ー 】

単      独


  ハガタテ薙からのコースを考えて光徳の駐車場に車を入れる。すると注意看板に『ハガタテ薙は通行できません』とある。出発地点で当初計画が崩れ去ってしまった。仕方がないので、山王峠経由で山王帽子山を通過するルートで歩くこととした。

  キャンプ場から山王峠までは、雑木林の中の緩やかな登りを進んでいく。途中、小型のハルゼミに遭遇、今季初のセミとのご対面となった。徐々に勾配が急となってくるが、峠手前から階段となっているが、雨水に抉られ荒れていた。

  山王峠からの見晴らしもよく、整備でベンチなども設置されていた。山王峠から林道までは、笹がのびて道を隠している部分もあるが問題なかった。林道を光徳側に少し戻ると、山王帽子山への登山口があった。

  かなりの方が林道の路肩に車を駐車して登っている様である。ここからは、山頂まで一気の急登である。息を切らしながら登っていくが、勾配が緩くなると細長い2077mのピークに到着する。今日は遠望は効かず、近隣の山がかろうじて見えている。一休み後、太郎山に向けて進むことにする。

  まず登った高さ程度を下り鞍部に降り、ここから登り返す。少し登って行くと、樹木が切れている小ピークに出る。ここがハガタテ薙の頭であった。ここにも薙コースへの立ち入り禁止看板が設置されていた。ここから先の登りが本コース中最大の急登で疲労度もピークに達する。・・・が所々に東石楠花が開花していて、疲れを癒してくれた。

  小太郎山頂は、結構な広さを持っていた。また眺望も良いが、天気が残念で仕方がなかった。山頂には、今までで初めて見る三角点(?)らしき石柱があった。(調べてみたい)
ここから太郎山まで20分程度らしいので、太郎山に向う。

  途中残雪が1箇所残っていたが問題なかった。太郎山頂も結構な広さを持っていた。
このころから雲が北側から流れてくる様になり近隣の山々も見えにくくなった。雨もパラパラ落ちてきたので、天候が崩れない内に下りたいため、大急ぎで昼食をとった。

  帰りは新薙コースを降ることにし、まず旧火口のお花畑に向かう。旧火口はかなりの広さを持っていた。名前に反して高山植物は、乱獲され無いとガイド書に書かれていた。ここからガレ場を2箇所通過すると、急勾配の岩場降りが待っていた。登りでなくて良かったと思えるほどの降りである。

  少し勾配が緩くなる頃から石楠花が多くなり綺麗である。ちょうど3、4分咲といったところである。回廊上になっているところもあり、また、萎んだ花が少ない分、本当に綺麗に見える。疲労が蓄積している身に何よりの回復の特効薬である。新薙の降りルートは、結構長く感じたが林道に駐車する車が見えてきて、ホッとした。また、体が限界に近いことを知らせていた。

  1時間と少し林道を歩くことになるが、10分もしないうちに大粒のにわか雨が降り出してきた。 雨具を準備していると、頭に何かがぶつかってくるので、何事かと目を懲らすと5mmくらいの雹である。雹はすぐに収まったが、しばらくの間雨に降られてしまった。林道をトボトボ歩くが、全区間舗装されていて、登山靴には応える歩きであった。


ル ー ト 上 の 風 景

taroudake

taroudake2

omanagosan

小太郎山頂から

太郎山を望む

太郎山頂

太郎山頂から

大真名子山を望む

ル ー ト 上 の 花 々

syakunage1

syakunage2

syakunage3

syakunage4

東石楠花1

東石楠花2

東石楠花3

東石楠花4


  

inserted by FC2 system