平成14年12月15日(日)  晴

大岩・碧岩 - m/1125m

【 コ ー ス 】

  三段ノ滝駐車場(8:10)→(26)三段ノ滝→(居合沢〜碧岩沢〜右俣)→(52)碧岩南稜→三ツ又→巨岩→肩→大岩取付部(大岩断念)→(29)肩→巨岩→三ツ又→南稜→(29)碧岩山頂→(10)南稜→(23)三段ノ滝→(24)駐車場(13:21)
  トータル:3時間13分、群馬の山歩き130選:4時間15分、駐車場:三段ノ滝駐車場10台(無料)WCあり

【 メ ン バ ー 】

単      独


  6時40分頃自宅を出発、12月9日の月曜日にかなりの積雪があったので下仁田市街以西の道の状態が心配であった。路面の状態では、ノーマルタイヤのため無理をせず引き返すこと考えいたが、ほとんど問題なく三段ノ滝駐車場に到着する。駐車場は、雪が消えていないことから、これから歩くルート上も雪道踏破を覚悟して出発準備をする。

  8時10分に歩き始める。最初は居合沢沿いに三段ノ滝目指し歩くが、かなりの雪が残っている。三段ノ滝までは、危険ヶ所には簡易の木橋が設置されるなど、至れり尽くせりであるが、この木橋ですってんころりをしてしまった。かすがいで横滑りをしてしまったのである。

  そうこうしている内に、三段ノ滝前のベンチに到着する。西上州随一の美しい滝も、7、8割方結氷している。全面結氷ともなれば有名になるのだろうが、沢の水量が多すぎるようである。

  一休憩後、滝の下部を渡り、右側から滝の上部へ登っていく、途中岩が凍り危険なヶ所があったが注意すれば問題ない。滝上部の沢はさらに積雪が多かった。しばらくは頑張って登っていたが、途中から初めての軽アイゼン装着して歩く事とした。なかなか快適であるが、きつく縛らないとズレるため足に負担が大きいのと、岩場で注意しないと滑ることがある。

  歩き始めから1時間半程度で碧岩南陵(分岐)に到着する。分岐から大岩方面には、今まで登り口から続いていた足跡が付いておらず、足跡は碧岩方面にのびている。せっかく来たので、新雪を踏んで大岩に向かう、雪山歩きの醍醐味は新雪にはじめてしるす自分の足跡かも知れない。

  大岩までは小岩峰(前衛峰)を二つ越え、最後に岩登りとなるが、岩に雪が張り付いていることから、危険を感じ大岩登頂は断念した。大岩は、同じ西上州の毛無岩に似ているかも知れない。

  前衛峰(肩)に引き返し、雪道を無事ここまでこれたことに感謝し、碧岩を目の前に望みながらビールで乾杯した。しかし、この分では碧岩も大きな困難があるように思えて不安がよぎった。頂はさすがに冷たい風が吹くこともあり、寒くなった事から引き返し碧岩に向かう。

  分岐から碧岩の取り付きまではとくに問題なく進めた。しかし最大の難関は約10mくらいの直登部が立ちふさがるが、ロープが取り付けられており難なく突破、あとは大きな問題ヶ所もなく進むことができた。

  山頂は2段に分かれ、両方ともそれほど広くはない。南側は見通しが聞かないが、北側は北方向を中心に展望が開け、観能集落も眼下に見える。この山頂は、地元で「神が最初に降り立つ場所」と言われていた所である。山頂で昼食を取るが、日も射してきたことから、ポカポカ陽気となりノンビリさせてもらった。

  約1時間後引き返し難関の岩場を降下中、下に老夫婦連れが登ってきていた。ようやくここまで来たみたいで、頂上には行かず引き返すとのことである。2人を追い越し来た道を引き返すが、帰りはアイゼンを装着ぜず歩き通した。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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