平成14年7月28日(日) 快晴

トマノ耳・オキノ耳・一ノ倉岳

1963m/1977m/1974m

【 コ ー ス 】

  土合P⇔(ロープウェイ)⇔天神峠(7:05,14:40)←(30,113)→熊穴沢避難小屋←(86,-)→肩の小屋←(5,47)→トマの耳←(21,-)→オキの耳←→ノゾキ←(67,-)→一ノ倉岳(一等三角点)
  トータル:6時間9分、山と高原地図16:6時間、駐車場:谷川岳ロープウェイ第2駐車場1000台(1,000円/日)WCあり、三角点:三等「薬師ヶ岳(トマノ耳)」一等補点「谷川富士(一ノ倉岳)」

【 メ ン バ ー 】

二人(フー・ナカピー)


  両神山で偶然出会い、その後メールをやりとりし友人となったナカピーと、伸び伸びとなっていた初めての山行である。

  場所は、ナカピーの希望で谷川岳にすることにし、谷川岳ロープウェイ土合駅で7時に待合せた。7時少し前に携帯に連絡すると、既に駐車場に着いて準備中とのことであった。ほぼ7時に土合駅で合流し、ロープウェーで天神平まで登り、ここから二人の山歩きが始まりとなった。

  ルート上には、思っていたより沢山の種類の花が咲いていて感激、又ご機嫌な歩きとなった。熊穴沢避難小屋に到着し、休憩しながらナカピーに聞くと三週間振りの山歩きらしい。ここで結構話し込み休憩が長くなってしまった。

  ここからが本格的な急な登りとなり、天狗の留まり場、天神ザンゲ岩、そして肩ノ広場・小屋と連なる。肩ノ広場直前の急登は、以前来た時はかなり荒れていたが、今回は荒廃防止の為か階段式の木枠石詰め工法(私が命名)がなされて整備されていた。

  肩ノ小屋前で一休憩し、トマノ耳(薬師岳)に向う、まだ時間が早かったこともあり、山頂はそれほど混み合っていない。記念撮影と展望を楽しみオキノ耳へ向かうが、ここからはぐっとハイカーが少なくなる。

  またここから先は、特にいろいろな花が咲き乱れており、疲れも吹き飛んでしまうくらいである。また、天気状態で遠望は望めなかったが、対面の朝日岳・笠ヶ岳・白髪門の重層な山体が圧倒的迫力で迫ってくる。去年ニュー登山靴で、土合から朝日岳まで足が痛くなるくらいよく歩いたものだと思いおこした。

  オキノ耳から少し進んだ所に奥の院が鎮座していた。さらに進んだ所のノゾキからの一ノ倉沢の眺めは圧巻である。

  今日の最終目的地、一等三角点百名山の一ノ倉岳であり、山頂への最後の登りは厳しくあえぎながら登りきった。ナカピーも少し送れてたどり着いた。山頂は結構広々し、茂倉側は緩やかで、沢側からみる荒々しい山のイメージとはひどくギャップがあった。また、蒲鉾型の避難小屋(2人テイド)が設置されていた。

  しかし山頂にあるはずの一等三角点が見当たらない。もう少し先なのかと考え茂倉岳側にも進んでみるが、伸びやかな茂倉岳が見渡せるのみで、三角点は見つからない。

 あきらめて山頂で昼食とし、ナカピーと記念撮影して引き返した。オキノ耳から見たトマノ耳は人が林立し、その人気の高さが伺えた。トマは通り過ぎ肩の広場で水分補給休憩し一気に天神平までの下りにかかった。ハイカーを追い抜きつつ、熊穴沢避難小屋まで短時間で下る。さらに天神平駅までほとんど時間かけず帰り着いた。

  今回の山歩きは、久しぶりに楽しく登ることができた。ナカピーとは、9月上旬頃に再度どこかへ登ることを約して別れた。

  PS:一ノ倉岳の一等三角点は何処にあるのか気になり、国土地理院のホームページで『点の記』を調べ、位置を確認したと所、4mくらい笹藪に入りこんだ中にあったようである。次回は絶対確認する事としたい。


ル ー ト 上 の 風 景


  

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