平成14年8月4,5日(日,月) 晴,晴

平ヶ岳・会津駒ヶ岳 2141m/2132m

【 コ ー ス 】

  鷹ノ巣登山口(5:20,16:17)←(36,207)→前坂←→下台倉山(標識無)←→鷹ノ巣尾根←(91,-)→台倉山(山名標識無)←→台倉清水←→白沢清水←(98,-)→池ノ岳(山名標識無)←(5,35)→姫ノ池←→キャンプサイト←→ツガ廊下←(22,-)→平ヶ岳山頂⇒桧枝岐(泊)
 トータル:8時間14分、東京周辺の山350:8時間50分、駐車場:鷹ノ巣登山口駐車場36台(無料)、三角点:三等「赤川表(台倉山)」・二等「平岳(平ヶ岳)」

  滝沢登山口(6:21,12:47)←→ヘリポート跡←(50,48)→水場←(64,55)→駒ノ小屋(駒ノ大池)分岐←(14,-)→駒ヶ岳山頂(一等三角点)←(38,-)→中門大池←(22,12)→中門岳
  トータル:5時間3分、東京周辺の山350:7時間25分、駐車場滝沢登山口路肩24台(無料)WCあり、一等本点「岩駒ヶ岳」

【 メ ン バ ー 】

単      独


  3日の夜11時に群馬町の自宅を車で出発し、R17号を通り小出でR326号に乗り移る。途中シルバーライン(無料)のトンネルを通行し、銀山平に到着する。ここからは奥只見ダム湖の形に沿った細い国道を延々と平ヶ岳登山口の鷹ノ巣まで向かった。

  4日の3時半頃に鷹ノ巣駐車場に到着する。少し仮眠と軽い腹ごしらえをすませ、5時20分頃に歩き始めた。

  まずは林道を歩き、一つ沢を越えしばらく歩くと平ヶ岳へ向う山道への分岐にたどり着く。ここからが本格的な山登りである。下台倉山らしき所までは、ほとんど直の辛い登りが続く。その中間地点として「前坂」の表示板がある場所で一休憩をとった。

  前坂から、下台倉までが非常に辛い登りで、寝不足もありへこたれそうである。しかし、せめて下台倉山頂まではたどり着こうを頭に念じながら重い足を進める。・・・が山頂を表わす標識がなかなか現れない。そうこうしている内に三等三角点の設置された頂に到着する。

  もしかする台倉山頂まですでに来ているのかもしれないと感じたが確信はなかった。そこから一度鞍部に下ると「台倉水場」の標識があったことから、三角点のある頂きは台倉山だと理解した。この水場からが延々と長い歩みとなるが、この間一部木道が整備されていた。

  途中の「白沢清水」は水量も少なくあまり綺麗そうでなかった。そこに居られた家族連れに聞くとキャンプサイトの水場は水量豊富で綺麗とのことなので、そのまま通過した。さらに進むと、平ヶ岳の頂も望見できるようになり、当面の目標である池ノ岳も目前に迫っってくる。

  池ノ岳ヘの最後の急な登りの途中で休憩中に、前日に登りテント泊でこの日帰るため下山して来たSさん(学校・職場の先輩)とバッタリ遭遇した。百名山であるがどちらかと言えばマイナーな山であるここで、それも偶然に出会うとは・・・・・。

  ここからは最後の急登で、きつい登りであえぎながら休み休み登り詰めた。池ノ岳は特に標識等があるわけでもない。ここから低潅木の道を少し入ると「姫ノ池」を中心とした草原となっており、花が咲き乱れている。

  「姫の池」から平ヶ岳山頂は20分程度のためそのまま山頂に向かう。平ヶ岳は名前が示すとおり、平らな山で、湿原となっていて木道が整備されていた。山頂標識箇所には、二等三角点が設置されていたが、遠望が効かないのが唯一残念であった。

  平ヶ岳の湿原は、私には植生種が少ないように感じられた。ここで一休憩した後、キャンプサイトの水場に向かい、ここで水補給と昼食を摂った。

  玉子石は疲れが大きいので遠慮し、姫ノ池に向かい帰途につくが、えらく行程が長いように感じられた。とにかくきついルートであった。

  鷹ノ巣駐車場から会津駒ヶ岳の登り口まで車で向かう。途中裏側から尾瀬へ向う御池口を通過し、檜枝岐村で日帰り温泉の「ひうちの湯(500円)」につかった。湯に使っているうちから夕立が激しくなったことから、駒ヶ岳の滝沢登山口付近の駐車場は遠慮し、国道沿いのテニスコート側の駐車場で一夜を過ごした。

  朝、5時過ぎにとなりに駐車する車の音で目が覚める。初老の御夫婦でここから会津駒に歩くみたいである。登山口に駐車できる事を教えてやり、直ぐに私も車で後を追った。すでに駐車スペースは満杯に近く、昨日の確認時とは状況が一変していた。

  何とかギリギリ駐車する事ができたので、朝食をとり準備をし6時過ぎに出発した。登り口は急な階段が整備され、直ぐに急登の登りが連続する。昨日からの足の疲れが残っているらしく、足が重い。今日はしんどい1日になりそうな予感がする。

  息を切らしながらやっとの思いで登るが、樹林帯のため景色が見えない事も疲れをさらに倍加させる。約半分の行程のところに水場があった。ルートから2分程度下った場所にあり、生ぬるい水しか持っていないので、交換の意味で下って見ると石清水で凄く冷たく、元気が出た。地図で見るとこれから先は、緩い登りとなるようでありがたい。

  所どころに木道が設置されてる箇所が目立つようになる。中門岳が目の間に飛び込んでくると、周辺は笹の原となりお花畑に入りつつあった。前方に新旧の駒ノ小屋が望見され、あと一踏ん張りと草原の中の木道を急ぎ、小屋前の分岐地点にあるベンチに到着する。かなりの疲労度であるが、達成感は最高である。

  ここから会津駒山頂と中門岳を目指し、歩き始める。駒山頂まではお花畑内の木道と階段で到着できた。山頂は狭く混み合っているので記念撮影後、直ぐに中門岳に向かう。

  ゆるい勾配の木道を進み、この間全てお花畑であり素晴らしい。中門大池と草原のロケーションが素晴らしかった。2060mの頂付近は小地塘が集合する場所で標識等もなかった。お花畑では、ハクサンコザクラ、チングルマ、ワタスゲ等が咲き乱れていて素晴らしい。

  滝沢登山口への戻りは、同じルートを引き返し、水場で再度水を補給し下った。

  自宅までの帰りは、来た道と同じ道で小出経由で、関越道を使い帰った。会津駒再度登りたい山である。


ル ー ト 上 の 風 景


  

inserted by FC2 system