平成13年9月1日(土) 晴

黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・前掛山(浅間山)

 2414m/2366m/2319m/2524m

【 コ ー ス 】

  車坂峠(6:55)→(表コース)→避難壕→槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山頂→蛇骨岳山頂→仙人岳山頂→J−バンド→賽の河原→(180)前掛山頂→賽の河原→湯ノ平口→(草すべり)→トーミの頭→(中コース)→(147)車坂峠(13:22)

  トータル:5時間27分、駐車場:車坂峠周辺含め40台(無料)WCあり、三角点:三等「三尾山(仙人岳)」

【 メ ン バ ー 】

単     独


  4時に起床急ぎ準備をし、半頃には車で家を飛び出した。二度上峠を通り北軽井沢に抜け、嬬恋村の大笹から林道で車坂峠へ向った。大笹では林道への入り口を通り越しこしてしまい多少手間取ってしまったが、何とか峠で駐車することができた。

  7時半頃に入山届けを出して歩き始める。以前も歩いた表コースを進み、まず黒斑山に向うが以前の記憶はほとんど薄れはじめて歩くコースのようである。

  約1ヶ月ぶりの山歩きであるが、何とか足に負担もない状態であったことに一安心しながら避難小屋に着く。調子も良いので休憩せずそのまま剣ノ鞘を通過し、一部ガレている難所と中コース分岐を通過し、トーミの頭に到着する。

  ここで前橋から登っていた初老の男性と行動を一つにすることにした。黒斑山への途中に環境庁カラーの火山監視カメラ等の施設が設置されていた。黒斑山は静かに以前来た時と同じたたずまいであった。

  一休み後、7月以降解禁となった第1外輪山を進む。蛇骨岳は以前もきたが新たな気持ちで景観を楽しめた。また、遠くに嬬恋村今井の発電用調整池である田代湖や目の前に噴煙が上がる浅間山(釜山)も望め絶景である。

  ここから未体験の仙人岳・J−バンドそして賽の河原へ下るが、以外と楽で釜山もよく見えコースとしては最高である。平坦な賽の河原を逆方向に戻り前掛山を目差す。前掛山への登りは、火山灰の道で歩きにくいことと単調な登りで以外と疲れる。5分の3位登った所でクランクに曲がり、第2外輪山の縁(火口壁)を前掛頂上まで歩く。

  クランク曲がってからは以外に楽な歩きになる。前掛山頂は細長く狭い、そして真新しく浅間山と明記された柱が立てられていた。缶ビールを飲みながら釜山の噴煙を眺め一休みする。山頂には続々と登って来る人が絶えず、おちおち休憩している状況でもないので20分程度で帰ることにする。

  来た道を戻り湯の平の分岐から草すべりに向かう。この草すべりの登りは、今回のコース中最大のハードな登りである。かなり苦しもがきながら休み入れ何とかトーミの頭にたどり着く。頭は団体さんが占拠していたので、端で一休みさせて頂いた。頭からは中コースを通り車坂峠にもどった。

  今回は、7月からの前掛山登山解禁を受けて急拠登ったが、第1外輪山のコースが以外と楽なことと、浅間山(釜山)がみる場所で形を変え望める楽しいコースであった。

PS:今回歩いたトーミの頭〜黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜J−バンドに至る第1外輪山は、現浅間山(釜山・前掛山)が噴火する以前の初期浅間山の名残りである。今から2万5000年前位に、3000m級の初期浅間山が噴火により山体崩壊を起こした。この噴火で残ったのが第1外輪山で、現浅間山はその後時代がかなり下って新たに噴火した山なのである。



  

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