クマを知ろう!

 今年は全国で熊と遭遇、又は民家に入り込む・住民が襲われると行った、トラブルが頻発しています。私も今年、山歩きで遭遇してしまいました。運良く何事もなかったのですが、
 ツキノワグマは国内に約1万頭が生息していると推定されています。九州では絶滅状態とみられ、四国でも30頭前後とされ、九州・四国の全県など17県で狩猟が禁止されている。
 ツキノワグマは性格がおとなしく、普通人間を避けて行動しています。万が一出会ってしまっても、刺激をしない限り一方的に攻撃してくることはまずありません。人間側の注意で、不幸な出会いの多くは回避できます。

ツキノワグマを知ろう!

【食  性】
 ツキノワグマは食肉目に分類されますが、その食性は雑食性で、植物質から動物質まで様々なものを食べています。季節別に見ると、春は草や木の新芽、夏は昆虫類、秋は木の実を多く食べます。また、シカなどの死体を食べることもあります。
  ―奸漸…山菜や昆虫、キイチゴなど
  ◆―  …ブナやミズナラなどの実のドングリ類
 餌のブナの実は、ほぼ7年に1度大豊作になり、翌年は大凶作という周期性がある。
【体  格】
 成獣は全長100〜140センチ、体重40〜130キロ程度で、北海道に生息するヒグマよりは小型ですが、本州に生息する陸上哺乳類の中では最大です。胸の半月型の白斑が特徴で、長い爪を持つため木登りが得意で、しばしば木の上で餌を食べています。
【行  動】
 1頭あたりの行動圏は広く、オスで100平方キロ以上、メスでも50平方キロほどになります。個体ごとの年間の行動圏はほぼ一定ですが、なわばりのような排他的なものではなく、個体同士の行動圏には重なりが見られます。このため、餌の多い地域にはたくさんのクマが出現します。また、餌となる木の実が不作の年は、行動圏が広がることが知られています。
【冬  眠】
 12月から4月頃まで、樹洞や岩穴、木の根元の穴などで冬眠します。クマは冬眠する他の哺乳類に比べ、冬眠中の体温の下がり具合が少なく、外からの刺激で起き出すことがあります。メスは冬眠中に出産と授乳をしています。
【フィールドサイン】
 山の中では、クマが生活した痕跡を見ることができます。これをフィールドサインといいます。
  足跡:泥や軟らかい土のうえに見られます
   糞 :食べるものにより色や形が違います
  爪痕:クマが木登りをした跡
  クマ棚:クマがドングリを食べるために小枝を集めた跡。冬になると他の葉が落ちてしまうため、特に目
     立ちます。

クマに出会わないために…

○自分の存在を知らせる
 鈴などで人間の存在を知らせることで、クマの方が避けてくれます。ただし、沢沿いでは水音にかけ消されてしまう場合があるので、注意が必要です。
 アウトドアショップなどでは、大きな音の鳴るクマよけ用の鈴が売られているので、利用すると良いでしょう。
○夕方や早朝に出歩かない
 夕方や早朝は、クマの行動が最も活発になります。この時間帯に山に入る場合は、特に注意が必要です。
○単独行動はやめる
 複数で行動することは、自分たちの存在をクマに知らせるうえでも、あるいはクマの存在に早めに気付くためにも有効です。
○危険なクマをつくらない
 残飯やゴミを山に放置することは、クマに人間の食物の味を覚えさせ、人に寄ってくる危険なクマをつくることにつながります。ゴミを捨てたり埋めたりすることは、絶対にやめてください。

クマに出会ってしまったら…

○遠くにいるとき
 走ったり大騒ぎせずに、静かにその場を立ち去ってください。クマがこちらに近づいて来る場合は、両手を大きく降りながら静かに声をかけ、人がいることを知らせてやってください。
 仔づれのクマは特に危険なので、仔グマを見ても決して近づかないでください。
○近くで遭遇したとき
 この場合も走ったりせずに、相手の動きを見ながらゆっくり後退してください。
 クマがザックなどに手を付けていても、取り返そうとするのは大変危険です。
○万が一襲われたとき
 クマの走行能力は人間より優れているため、走って逃げても追いつかれる可能性が高いうえ、クマを余計興奮させてしまいます。それよりも体を丸めて地面に伏せ、両手を首の後ろに組んで、攻撃から身を守ることを考えるべきでしょう。近くに大きな岩や倒木などがあれば、それを利用して身を隠し、クマが去るのを待ちましょう。
 別のアドバイスでは、以下のように書かれている。
  々況發琉豬睫椶呂覆鵑箸してかわす
  ⇔昭蠅納鵑鮗蕕辰討劼兇鯤△砲弔院窪みや岩陰に伏せる
  スキをみて、石などで反撃する
 また、逃げるような状況になってしまった場合は、斜面を降るようにするのが良い。ツキノワグマは後足より前足の方が短いため、登るより降る方が苦手である。

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